特許
J-GLOBAL ID:200903040108890875

溶融めつき線の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-268303
公開番号(公開出願番号):特開平5-005169
出願日: 1991年09月19日
公開日(公表日): 1993年01月14日
要約:
【要約】【目的】 被めっき線の伸線加工工程から溶融めっき前処理工程を被めっき線表面に特に鉄分の付着することのない構成とし、表面清浄な被めっき線に溶融めっきを施し、線肌露出のない高品位溶融めっき線を製造する。【構成】 被めっき母線Aを伸線加工経路表面を鉄錆の発生しない耐磨耗性材料から構成した伸線機10を用い水溶性潤滑剤中にて伸線加工する。得られた被めっき線1を表面に鉄錆の発生しない材料からなる巻枠2に巻取り貯留する。貯留された被めっき線1を蒸気雰囲気加熱炉3内に導入し、線表面の蒸気洗浄と焼鈍を行なう。次に超音波洗浄浴5に導入し洗浄した後エアワイパー6aで乾燥する。次に還元性ガス雰囲気加熱炉7内に導入し、被めっき線1表面の酸化層の除去と同時に予熱した状態で直接溶融金属めっき浴8に導入して溶融めっきを施す。
請求項(抜粋):
伸線材の接触通過する伸線加工経路表面を鉄錆の発生しない耐磨耗性材料から構成した伸線機10を用い水溶性潤滑剤中にて被めっき母線Aに伸線加工を施す伸線加工工程;と、伸線加工された被めっき線1を少なくとも該被めっき線1と接触する表面が鉄錆の発生しない材料からなる巻枠2に巻取り貯留する巻取り貯留工程;と、前記巻枠2に巻取り貯留された被めっき線1を蒸気雰囲気の加熱炉3内を走行させ、前記伸線加工工程で被めっき線1の表面に付着した水溶性潤滑剤を分離しやすい状態にする蒸気洗浄と被めっき線1の焼鈍とを同時に行なう蒸気加熱工程と、この蒸気加熱工程後の被めっき線1を洗浄液4を用いた超音波洗浄浴5中を通過させ線表面を洗浄する洗浄工程と、この被めっき線1の表面の水分を除去,乾燥する乾燥工程と、この乾燥工程後の被めっき線1を還元性ガス雰囲気の加熱炉7内を走行させ、被めっき線1の表面の酸化層の除去と同時に被めっき線1を予備加熱し溶融めっき金属との反応を促進するための還元性ガス加熱工程とからなるめっき前処理工程;と、この還元性ガス加熱工程と直結して被めっき線1に溶融金属めっきを施す溶融めっき工程;とを備えたことを特徴とする溶融めっき線の製造方法。
IPC (3件):
C23C 2/02 ,  C23C 2/38 ,  C23G 3/02
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 特開昭54-159338
  • 特開昭62-236618
  • 特開平2-185958
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