特許
J-GLOBAL ID:200903040109805855

汎用性および高効率機能を備えた鋳型分子およびこれを利用する無細胞タンパク質合成手段

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 庄司 隆
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2000007123
公開番号(公開出願番号):WO2001-027260
出願日: 2000年10月13日
公開日(公表日): 2001年04月19日
要約:
【要約】タンパク質翻訳鋳型分子であるmRNAの5’末端に特定配列を有する配列、3’末端に少なくとも非翻訳配列を有する配列構造を導入することにより、翻訳効率の高いmRNAを構築し、本mRNAを転写せしめるための鋳型DNAを含む汎用性のあるプラスミドを構築し、高い翻訳鋳型活性を有する本mRNAの合成方法、精製方法、およびこれらを用いた実用的な無細胞タンパク質合成手段として連続式RNA合成手段とコムギ胚芽抽出物を利用した連続式無細胞タンパク質合成手段を組み合わせた転写・翻訳非共役連続式無細胞タンパク質合成を構築し、また無細胞タンパク質合成手段を利用した複数のタンパク質を共発現せしめる方法を構築した。
請求項(抜粋):
無細胞タンパク質合成手段に用いうる翻訳鋳型分子の改変手段であって、該翻訳鋳型分子の5’末端の構造に、以下から選ばれる少なくとも1つの塩基配列、1)アルファルファモザイクウイルス(AMV)リーダー配列を有する塩基配列、2)タバコモザイクウイルス(TMV)のΩ配列を有する塩基配列、3)アルファルファモザイクウイルス(AMV)リーダー配列と70%以上の相同性を有し、且つCAP構造が存在するmRNAの翻訳開始活性に比して約70%以上の翻訳開始活性を有するmRNAを与えうる塩基配列、4)タバコモザイクウイルス(TMV)のΩ配列と70%以上の相同性を有し、且つCAP構造が存在するmRNAの翻訳開始活性に比して約70%以上の翻訳開始活性を有するmRNAを与えうる塩基配列、5)配列表の配列番号1または配列番号2または配列番号3に記載の塩基配列、6)配列表の配列番号1〜3に記載の塩基配列から選ばれる配列と70%以上の相同性を有し、且つCAP構造が存在するmRNAの翻訳開始活性に比して約70%以上の翻訳開始活性を有するmRNAを与えうる塩基配列、を導入し、さらに3’末端の構造に、少なくとも非翻訳配列を導入することを含む、翻訳鋳型分子の改変手段。
IPC (3件):
C12N 15/09 ,  C12M 1/00 ,  C12P 21/00
FI (3件):
C12N 15/00 A ,  C12M 1/00 A ,  C12P 21/00 C

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