特許
J-GLOBAL ID:200903040139325149

コンピュータ装置間のホストメモリコピー方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 宮崎 昭夫 ,  石橋 政幸 ,  緒方 雅昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-131523
公開番号(公開出願番号):特開2007-304786
出願日: 2006年05月10日
公開日(公表日): 2007年11月22日
要約:
【課題】RDMA Writeのライト保証レベルがTCP ACKで十分なものと、ホストメモリチェックまで要求するものが混在する場合に、通信回線への無駄なトラヒックの流入の抑制と、データ受信側コンピュータ装置のマイクロプロセッサの負荷抑制を行う。【解決手段】コンピュータ装置12のIPテーブルには、データ送信コンピュータ装置毎のライト保証レベルが登録されている。IPデータグラムの到着毎に該データ送信コンピュータが要求するライト保証レベルに応じた制御を行い、通常のコンピュータ装置にはTCP ACKによるライト完了通知のみを行い、ホストメモリのデータ確認や、その結果のRDMA Sendによる返送は行わない。厳密なライト保証を要求するコンピュータ装置には、ホストメモリに正確にライトされていることを上位レイヤで確認し、その結果をRDMA Sendメッセージでデータ送信コンピュータ装置に返送する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
複数のコンピュータ装置が通信回線を介して接続されたコンピュータシステムにおいて、iWARP(RDMA over TCP)をホストメモリ間通信に用いて、RDMA Writeメッセージにより2台のコンピュータ装置間のホストメモリのコピーを行う方法において、 データ受信側コンピュータ装置のIP処理回路が、データ送信側コンピュータ装置から受信したIPデータグラムのIPヘッダ領域から該データ送信側コンピュータ装置のIPアドレスを読み出すステップと、 前記IP処理回路が、前記データ送信側コンピュータ装置のIPアドレス毎のライト保証レベルが設定されているIPテーブルを参照して、該データ送信側コンピュータ装置のライト保証レベルを得て、RDMA Writeメッセージのメッセージ番号MSNとともに、前記データ受信側コンピュータ装置のRDMA処理回路に通知するステップと、 前記RDMA処理回路が前記RDMA Writeによるデータをホストメモリへ格納するステップと、 前記RDMA処理回路が、前記ホストメモリへのデータ格納完了時に、データ引取り要求とともに前記ライト保証レベルも、前記データ受信側コンピュータ装置のマイクロプロセッサのデバイスドライバに通知するステップと、 前記デバイスドライバが、前記ライト保証レベルが第1のレベルの場合は、上位のアプリケーションに対してデータ引き取り要求を発出するとともに、該MSNのRDMA Writeメッセージで前記ホストメモリに書き込まれたデータの正常性をチェックし、該データが正常に前記ホストメモリに書き込まれていることを確認したならば、前記RDMA処理回路に対してMSN番号とともにもライト完了を通知し、一方、前記ライト保証レベルが第2のレベルの場合は前記上位のアプリケーションに対してデータ引取り要求を通知するのみで前記ホストメモリに書き込まれたデータの正常性チェックやその結果の前記RDMA処理回路への通知は行わないステップと、 前記RDMA処理回路では、ライト保証レベルが第1のレベルの場合は、前記デバイスドライバからの、データ正常性を示すライト完了通知を受け取ったならば、該MSNのRDMA Writeメッセージが正しくライトできたことを示すRDMA Sendメッセージを生成し、前記データ送信側コンピュータ装置に対して送信するステップと を有することを特徴とする、コンピュータ装置間のホストメモリコピー方法。
IPC (1件):
G06F 13/00
FI (1件):
G06F13/00 353C
Fターム (2件):
5B089HB02 ,  5B089KA07

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