特許
J-GLOBAL ID:200903040150357133

ぜんまい動力蓄積量表示付き機械式時計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 林 敬之助
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-172519
公開番号(公開出願番号):特開平9-021886
出願日: 1995年07月07日
公開日(公表日): 1997年01月21日
要約:
【要約】【目的】 ぜんまいの持続時間が長く、かつ薄型・小型で、組み立て・分解性に優れたぜんまい動力蓄積量表示付き機械時計を実現する。【構成】 角穴車1によってぜんまいが巻き上げられるとき、遊星中間歯車7が遊星車機構の固定歯車として作用し、表示車18は所定の方向に回動してぜんまいの蓄積量が増大していることを、表示車18にとりつけられた指針12により扇形表示する。また、香箱車2が回転してぜんまいが解放されるとき、第二太陽歯車4aが遊星車機構の固定歯車として作用し、表示車18は所定の方向とは逆の方向に回動してぜんまいの蓄積量が減少していることを、同様に扇形表示する。ぜんまい巻き上げ時の回転を角穴車1から遊星車機構に伝達する構成により、遊星車機構の殆どの構成部品を輪列受けと地板の間に配置することができるとともに、表示車18を遊星車機構の外に配置する構成により、時計の文字板上での表示位置の自由度が増す。
請求項(抜粋):
遊星車機構を用いてぜんまいの蓄積量の残量を表示する機能を有する機械時計において、時計の動力となるぜんまいを巻き上げるための角穴車と、前記角穴車と同軸に配置され前記ぜんまいの解放に従って回転して時計輪列を駆動する香箱車と、前記香箱車の回転が伝達される遊星中間歯車と、前記遊星中間歯車上に偏心して配置された遊星かなと、前記遊星中間歯車と同軸に配置され前記遊星かなと噛み合う太陽歯車と、前記太陽歯車が固着され前記遊星中間歯車を案内する太陽真と、前記太陽真に固着され前記太陽歯車と一体に回転する太陽かなと、前記太陽かなの回転が伝達され前記ぜんまいの蓄積量を表示する表示車と、前記太陽真に案内され前記角穴車の回転が伝達される第二太陽歯車と、前記第二太陽歯車と一体に回転する第二太陽かなと、前記遊星かなと一体に回転し前記第二太陽かなと噛み合う遊星車と、を有することを特徴とするぜんまい動力蓄積量表示付き機械時計。

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