特許
J-GLOBAL ID:200903040158960920

透光性セラミツクスの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩見谷 周志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-225191
公開番号(公開出願番号):特開平5-043308
出願日: 1991年08月09日
公開日(公表日): 1993年02月23日
要約:
【要約】【構成】 本発明の透光性セラミックスの製造法は、0.01〜0.2 重量%の酸化マグネシウム粉末、0.01〜0.2 重量%の酸化イットリウム粉末及び酸化アルミニウム粉末との混合粉末にポリビニルアルコールを混合した後に、軟化点が50〜90°Cのワックス類と MFRが 100〜300 g/10分の熱可塑性プラスチックとから成るバインダー材を加えて射出成形用混練物を調製し、次いで射出成形、脱バインダー及び焼結を行なうことにより製造される。【効果】 射出成形用の粉末混練物において、微量配合される酸化マグネシウム粉末及び酸化イットリウム粉末が酸化アルミニウム粉末中に均一に分散され、この結果として透光性に優れた複雑形状セラミックス製品を製造することが可能となる。
請求項(抜粋):
(a) 0.01〜0.2 重量%の酸化マグネシウム粉、0.01〜0.2 重量%の酸化イットリウム粉及び残部が酸化アルミニウム粉の組成となるように混合粉末を調製する工程、(b) 前記混合粉末に、ポリビニルアルコールを全体の1〜10重量%となるように混合して、酸化マグネシウム粉及び酸化イットリウム粉を酸化アルミニウム粉中に均一に分散させる工程、(c) 酸化マグネシウム粉及び酸化イットリウム粉が均一に分散された前記混合粉末に、バインダー材を、該バインダー材と前記ポリビニルアルコールとの合計量が全体の35〜70容量%となるように添加して混練する工程、(d) 前記混練物を所定形状の成形体に射出成形する工程、(e) 前記成形体から、前記ポリビニルアルコール及びバインダー材を除去する工程、及び、(f) 前記ポリビニルアルコール及びバインダー材が除去された成形体を、水素雰囲気または真空中において、1600〜2000°Cで焼結する工程、から成る透光性セラミックスの製造方法。

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