特許
J-GLOBAL ID:200903040184524659

ヘム鉄を基礎とした食物調製剤を得る生物学的方法、及び該方法の実施により得られる食物調製剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 後藤 洋介 ,  池田 憲保
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-166530
公開番号(公開出願番号):特開2005-040128
出願日: 2004年06月04日
公開日(公表日): 2005年02月17日
要約:
【課題】胃酸pHで溶解可能なヘム鉄を得るための、大型ペプチドと錯体化されたペプチドを多く含んだペプチドフラクションを調整する生物学的方法の提供。【解決手段】血塊等製剤の最初のフラクションが、酵素加水分解のプロセスに掛けられ、大型ペプチドと錯体化したヘム鉄を含む、第1加水分解生成体を得る段階、- 該第1加水分解生成体が、限外濾過によって濃縮され、ヘム鉄ペプチド錯体により濃縮された加水分解溶液を得る段階、- 並行して、例えば動物の血液からの血塊等製剤の第2のフラクションが、酵素加水分解のプロセスに掛けられ、小型ペプチドと高度に錯体化した、外因性ヘム溶液を得る段階、- ヘム鉄ペプチド錯体にて濃縮された加水分解生成体溶液が、外因性ヘム溶液と混合され、該外因性ヘムを加水分解溶液の大型ペプチド上に固定することを可能にし、又該外因性ヘムを酸pHに溶解可能な、高度に鉄を含有するヘムペプチドフラクションを得る。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
ヘム鉄を基礎とし、鉄分欠乏症の治療に特に適した、例えば豚の血液、牛の血液等動物の血液、或いは豚の血液、牛の血液からの血塊等血液製剤から、食物調製剤を得る生物学的方法において、 - 動物の血液の第1のフラクションが、制御された酵素加水分解プロセスに掛けられ、大型ペプチドと錯体化したヘム鉄を含む第1の加水分解生成体及びヘム鉄と錯体化しないペプチド集団を、得る段階、 - このようにして得られた第1の加水分解生成体が濃縮され、ヘム鉄と錯体化しないペプチド集団を除去するために、限外濾過によってヘム鉄ペプチド錯体を得、ヘム鉄ペプチド錯体にて濃縮された加水分解生成体溶液を得る段階、 - 並行して、動物の血液の第2のフラクションが、追って遂行される酵素加水分解プロセスに掛けられ、小型ペプチドと錯体化したヘム鉄を含む第2の加水分解生成体、及びヘム鉄と錯体化しないペプチド集団を得る段階、 - ヘムと結合しない小型ペプチドの大部分を除去するために、又非常に高いヘム濃度を持つ遠心分離された残留物を得るために、このようにして得られた第2の加水分解生成体が、遠心分離される段階、 - 遠心分離された残留物が、特に炭酸ナトリウムを加えることにより、溶解可能となり、ヘムが小型ペプチドに結合しているヘムの外因性溶液を得る段階、-ヘム鉄ペプチド錯体にて濃縮された加水分解生成体溶液が、外因性ヘム溶液と混合され、外因性ヘムが加水分解生成体溶液の大型ペプチド上に固定可能にし、又外因性ヘムが該外因性ヘムに結合している小型ペプチドを遊離可能にする段階、 - 結果として得られた混合体が、大型ペプチドに固定されなかった外因性ヘムを除去するために、遠心分離される段階、及び、 - 結果として得られた溶液が、該混合段階の間に遊離した小型ペプチドを除去するために、限外濾過によってヘム鉄ペプチド錯体にて濃縮される段階、 より成る連続した段階によって特徴付けられた、食物調製剤を得る生物学的方法。
IPC (8件):
A23J3/12 ,  A23J3/34 ,  A23L1/305 ,  A61K9/14 ,  A61K9/48 ,  A61K35/14 ,  A61P7/00 ,  A61P43/00
FI (8件):
A23J3/12 ,  A23J3/34 ,  A23L1/305 ,  A61K9/14 ,  A61K9/48 ,  A61K35/14 Z ,  A61P7/00 ,  A61P43/00 111
Fターム (23件):
4B018MD06 ,  4B018MD69 ,  4B018ME14 ,  4B018MF12 ,  4C076AA29 ,  4C076BB01 ,  4C076CC14 ,  4C076FF33 ,  4C076GG02 ,  4C087AA01 ,  4C087AA02 ,  4C087AA05 ,  4C087BB34 ,  4C087CA04 ,  4C087DA16 ,  4C087MA43 ,  4C087MA52 ,  4C087NA05 ,  4C087NA06 ,  4C087NA11 ,  4C087ZA51 ,  4C087ZA55 ,  4C087ZC02
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 米国特許(US)4411915号明細書
  • 韓国特許(KR)10-2000-0053778号明細書
審査官引用 (3件)
引用文献:
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