特許
J-GLOBAL ID:200903040191183700

工作機械等の切削加工方法とその複合装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々木 功 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-076975
公開番号(公開出願番号):特開2002-273641
出願日: 2001年03月16日
公開日(公表日): 2002年09月25日
要約:
【要約】【課題】3ポート電磁弁の応答性による制約及び寿命により作動頻度を増やすことに問題があり、刃具の種類に応じて油量を増減させることができない。【解決手段】貯留油10aを油環流ライン15を介してベンチュリ機構5の吸引力で吸い上げ霧化することを繰り返し循環させること並びにレベルスイッチ8の信号により油槽9からベンチュリ機構5に自動的に油を供給することで、刃具への供給油量を最多化することができる。反対に、加工条件により更に刃具への油量を低減したい場合は、油返送ポンプ30を駆動させて加圧油槽8の底部より大気圧油槽9に油を戻し、かつ、ベンチュリ室6aに供給圧を導入することで、ベンチュリ機構5での油吸い上げの差圧を無くし霧化を停止することができる。従って、従来では油霧量を変化させるためにポンプの滴下数を変えていたが、本発明では、油霧の噴霧時間を変えることで油霧量を変えることができる。
請求項(抜粋):
濾過及び/又は圧力調整後の圧縮空気を供給する少なくとも2ポート以上の空気切換弁の下流側を二つに分岐した後、その一方をベンチュリ機構に、他方を定量油供給ポンプにそれぞれ供給する工程と、圧縮空気がベンチュリ機構を通過する際に、サイトドーム室を差圧にして加圧油槽に流入する工程と、潤滑油が定量油供給ポンプから定量油供給ラインを経てサイトドームに供給された後、サイトドーム室からベンチュリ機構の中心部に滴下する工程と、斯かる滴下油をベンチュリ機構を流れる圧縮空気と混合させて油霧化する工程と、加圧油槽内へ噴霧される際に、比較的粒径の大きな油霧が凝結されて加圧油槽の下部に滴下する工程と、油霧が油霧選別空間に流入し、この空間内に滞留中に油粒の大きな油霧のみを自重で降下させて加圧油槽の下部に貯留する工程と、微細な油霧を加圧油槽から吐出させて刃具等の潤滑目的に噴霧する工程とを有する工作機械等の切削加工方法において、加圧油槽の下部に貯留する油を、圧縮空気が前記ベンチュリ機構を通過する際に発生する圧力油槽側の圧力とサイトドーム内の圧力との差圧により、加圧油槽の底部に開口した油還流ラインから前記ベンチュリ機構の還流油流入室内に強制的に戻しながら連続的に霧化する工程と、加圧油槽の底部と大気圧油槽とを油返送ポンプ及び油返送ラインを介して連通すると共に、前記油返送ポンプを駆動する3ポート電磁弁等の空気切替弁のOUT側を空気供給ラインを介して前記サイトドーム室内に連通し、前記油返送ポンプの駆動で大気圧油槽に油を返送する工程と、サイトドーム室内に供給圧を導入することで、ベンチュリ機構での油吸上げの差圧を無くして霧化を停止する工程とを有することを特徴とする工作機械等の切削加工方法。
IPC (2件):
B23Q 11/10 ,  F16N 7/34
FI (3件):
B23Q 11/10 E ,  B23Q 11/10 F ,  F16N 7/34
Fターム (2件):
3C011EE08 ,  3C011EE09
引用特許:
審査官引用 (4件)
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