特許
J-GLOBAL ID:200903040204280050

放射化汚染材料の除染方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 猪股 祥晃
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-037320
公開番号(公開出願番号):特開平10-232298
出願日: 1997年02月21日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】【課題】放射化した汚染材料中に含まれる放射性物質を除染し、除染後の材料を回収して再利用し、廃棄物量を減少させる。【解決手段】放射化汚染材料1を溶融塩中で塩素による溶解工程2で溶解し、前記材料1を含んだ塩溶融を低融点金属(Pb)と接触させて置換反応3し放射性物質(Ni,Co)のみを還元して低融点金属(鉛相4)中に回収する。置換反応3の後、低融点金属鉛相4と溶融塩相7を分離する。低融点金属鉛相4を蒸留5して放射性物質6と鉛とに分離して回収鉛10とする。一方、溶融塩7中に溶解している他の金属イオンを電解工程8により陰極で金属に還元し、溶融塩が付着しているFe,Cr回収物9を回収した後、溶融塩蒸留12として溶融塩11とFe,Crの有用金属13を分離する。溶融塩11は溶解工程2にフィードバックし、回収鉛10は鉛のリサイクル15により置換反応3の工程に戻し、除染後の有用金属13は再利用する。
請求項(抜粋):
放射性物質で放射化された放射化汚染材料を溶融塩中で塩素ガスにより溶解し、前記材料を含んだ溶融塩を低融点金属と接触させて前記放射性物質を還元して前記低融点金属中に回収した後、前記低融点金属相と溶融塩相を分離し、前記低融点金属相を蒸留して放射性物質と溶融金属を分離し、前記溶融塩相中に溶解している他の金属イオンを電解により陰極で金属に還元して回収した後、溶融塩と分離することを特徴とする放射化汚染材料の除染方法。
IPC (3件):
G21F 9/28 571 ,  G21F 9/28 ZAB ,  G21F 9/30 551
FI (3件):
G21F 9/28 571 A ,  G21F 9/28 ZAB ,  G21F 9/30 551 C

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