特許
J-GLOBAL ID:200903040221657923

複素環的に縮環したインデノクロメン誘導体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良輝
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-537322
公開番号(公開出願番号):特表2003-513981
出願日: 2000年11月09日
公開日(公表日): 2003年04月15日
要約:
【要約】本発明は、特定のホトクロミック性の、複素環的に縮環したインデノクロメン誘導体及び全てのタイプのプラスチック、特に眼科用に適用するためのプラスチックにおけるこれら誘導体の使用に関する。特に、本発明は、次の一般式(I)を有するインデノ[2,1-f]クロメン誘導体及び次の一般式(II)を有するインデノ[1,2-h]クロメン誘導体に関する:【化1】
請求項(抜粋):
一般式(I)又は(II):【化1】を有するホトクロミックインデノクロメンであって、上記式中、基R1及びR2は、互いに独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヒドロキシ基、(C1〜C6)アルキル基、(C1〜C6)アルコキシ基、1個又はそれより多くのヘテロ原子を有していることができる(C3〜C7)シクロアルキル基、(C1〜C6)アシル基、非置換又はモノ置換フェニル基及び非置換又はモノ置換ベンジル基(その際、これらの置換基は(C1〜C6)アルキル基及び(C1〜C6)アルコキシ基からなる群から選択される)からなるグループAから選択される置換基を表すか;又は基R1とR2は一緒になって、縮環した、非置換、モノ置換若しくはジ置換されたベンゾ又はピリド環(これらの置換基はグループAから選択される)を表し;基R3は、水素、(C1〜C6)アルキル基及び-OM(式中、MはグループAから選択される置換基である)のなかから選択される置換基を表し;基R4は、水素、ヒドロキシ基、(C1〜C6)アルキル基、(C1〜C6)アルコキシ基、(C3〜C7)シクロアルキル基、(C1〜C6)アルキル基、それぞれ非置換、モノー、ジー若しくはトリ置換フェニル基、ベンジル基、ナフチル基、フェナンスリル基、ピレニル基、キノリル基、イソキノリル基、ベンゾフラニル基、チエニル基、ベンゾチエニル基、ジベンゾフラニル基、ジベンゾチエニル基、カルバゾリル基又はインドリル基(その際、これらの置換基はグループAから選択される)、(C1〜C6)-ω-フェニルアルキル基及び(C1〜C6)-ω-フェノキシアルキル基(その際、ω位のフェニル環は順次更なるホトクロミックピラン系の一部であることができる)のなかから選択される置換基であるか;又は基R3とR4は、中心スピロ炭素原子を一緒に含めて、5〜8個の炭素原子(これら原子のうち最大限1個はO、S及びNR5からなる群から選択されるヘテロ原子で置換されていることができ、その際、基R5はグループAから選択され、そして少なくとも1つの芳香族又はヘテロ芳香族環系が上記環メンバーに縮環しており、そして上記環系はベンゼン、ナフタレン、フェナンスレン、ピリジン、キノリン、フラン、チオフェン、ピロール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、インドール及びカルバゾールからなるグループEから選択され、そして上記環系はグループAから選択される1個又はそれより多くの置換基を有していることができる)を有する飽和及び/又は不飽和環メンバーを表し;上記の縮環した複素環(Het)は次式:【化2】(式中、Yは酸素、硫黄及びNR5のなかから選択され、そしてZ、U、V及びWは互いに独立して、窒素及びCR6のなかから選択され、その際基R6及びR7は互いに独立してグループAの置換基を表すか、又は基R6及びR7はこれらが互いにオルトである場合一緒になって非置換若しくはモノ置換ベンゼン環(これらの置換基はグループAから選択される)を表す)を有する5又は6員へテロ芳香族環を表し;そしてB及びB’は互いに独立して、次のグループa)、b)、c)又はd)のうちの1つから選択され、ここでa)これらはモノー、ジー及びトリ置換アリール基であり、その際このアリール基はフェニル又はナフチルであり;b)これらは非置換、モノ置換及びジ置換ヘテロアリール基であり、その際このヘテロアリール基はピリジル、フラニル、ベンゾフラン-2-イル、ベンゾフラン-3-イル、チエン-2-イル、チエン-3-イル、ベンゾチエン-2-イル、ベンゾチエン-3-イル、フェナジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル又はジュロリジニルであり;ここで、a)及びb)におけるアリール又はヘテロアリール基の置換基は上記で定義したグループA、ヒドロキシ、アミノ、モノー(C1〜C6)アルキルアミノ、ジー(C1〜C6)アルキルアミノ、芳香族環が非置換、モノ置換又はジ置換されているモノー及びジフェニルアミノ(その際、これらの置換基は順次、グループAから選択される)、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、フェナジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、カルバゾリル、非置換、モノ置換及びジ置換ピリル(その際、その置換基はグループAから選択される)からなる群から選択される置換基であり、c)次の構造式(B)及び(C):【化3】(式中、D及びEは互いに独立して酸素、硫黄、炭素又はNR8を表し、その際基R8、R9、R10及びR11は互いに独立して、グループAから選択される置換基を表し、nは1、2又は3であり、但し式(B)においてDがNR8を表す場合、Eは炭素を表す)を有する構造単位、或いはd)B及びB’は一緒になって非置換、モノ置換若しくはジ置換フルオレン-9-イリデン基又は飽和炭化水素基を形成し、そしてこれはC3〜C12スピロ単環式、C7〜C12スピロ二環式及び/又はC7〜C12スピロ三環式であり、その際上記フルオレン置換基はグループAから選択される。
IPC (5件):
C07D491/052 ,  C07D493/04 101 ,  C07D495/04 101 ,  G02C 7/04 ,  G02C 7/10
FI (5件):
C07D491/052 ,  C07D493/04 101 A ,  C07D495/04 101 ,  G02C 7/04 ,  G02C 7/10
Fターム (27件):
2H006BA01 ,  2H006BA06 ,  2H006BE02 ,  2H006BE05 ,  4C050AA01 ,  4C050AA08 ,  4C050BB04 ,  4C050CC18 ,  4C050EE01 ,  4C050FF05 ,  4C050GG01 ,  4C050HH01 ,  4C071AA01 ,  4C071AA08 ,  4C071BB01 ,  4C071BB08 ,  4C071CC11 ,  4C071CC12 ,  4C071CC21 ,  4C071EE05 ,  4C071EE13 ,  4C071FF17 ,  4C071GG01 ,  4C071GG02 ,  4C071KK01 ,  4C071LL03 ,  4C071LL07
引用特許:
審査官引用 (5件)
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