特許
J-GLOBAL ID:200903040246772956

連続鋳造機鋳型内湯面レベル制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 道雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-101812
公開番号(公開出願番号):特開平8-294761
出願日: 1995年04月26日
公開日(公表日): 1996年11月12日
要約:
【要約】【目的】連続鋳造機鋳型内湯面レベル制御方法を提供する。【構成】湯面レベル位置測定手段と、ノズル開口面積操作手段と、湯面レベル測定値と目標レベルとの偏差に基づいてノズルの開口面積操作量指令値計算手段とにより注入溶鋼流量を調節して湯面レベルを一定に保つ制御方法であって、特定の複数手段を用いて注入ノズル開口面積操作量指令値計算手段の伝達特性の利得を変更する湯面レベル制御方法。【効果】従来の湯面レベル変動幅に基づき制御パラメータを変更する方法と比較して、湯面レベル変動幅を減少させることができる。
請求項(抜粋):
連続鋳造機において、鋳型内の湯面レベル位置を測定する手段と、注入ノズルの開口面積を操作する手段と、湯面レベル測定値と目標レベルとの偏差に基づいて注入ノズルの開口面積の操作量指令値を計算する手段とにより、鋳型内に注入する溶鋼流量を調節して湯面レベルを一定に保つ制御方法であって、(1)湯面レベルに重畳する外乱を推定する手段、(2)予め定めた一定間隔の周波数において湯面レベルの外乱推定値の振幅の周波数分布を計算する手段、(3)予め定めた一定間隔の周波数において湯面レベル測定値の振幅の周波数分布を計算する手段、(4)注入ノズル開口面積の操作量指令値を計算する手段を用いて制御した場合における制御系の感度関数の絶対値の周波数分布を、同一周波数における外乱推定値の振幅に対する湯面レベル測定値の振幅の比の値として、予め定めた一定間隔の周波数において算出する手段、(5)前記一定間隔の各周波数において、予め定めた制御系の感度関数の絶対値のの周波数分布の基準値を前記(4) の手段により計算した制御系の感度関数の絶対値の周波数分布の値から減じた差を、前記(3) の手段により計算した湯面レベル測定値の振幅の周波数分布の値に乗じることにより、重み付き湯面レベル測定値の周波数分布として計算する手段、(6)予め定めた外乱の第1の周波数以下の各周波数における前記(5) の重み付き湯面レベル周波数分布の値を足し合わせることにより、湯面レベル測定値の振幅の周波数分布に関する第1の評価値を計算する手段、(7)前記第1の周波数から第1の周波数より高い予め定めた外乱の第2の周波数までの範囲の各周波数における前記(5) の重み付き湯面レベル測定値の周波数分布の値を足し合わせることにより、湯面レベル測定値の振幅の周波数分布に関する第2の評価値を計算する手段を用いて、前記(6) の湯面レベル測定値の振幅の周波数分布に関する第1の評価値が予め定めた第1のしきい値を上回り、かつ前記(7) の湯面レベル測定値の振幅の周波数分布に関する第2の評価値が予め定めた第2のしきい値を下回る場合においては、予め定めた第3の周波数以下の領域において注入ノズル開口面積の操作量指令値計算手段の伝達特性の利得を大きくし、または、前記(6) の湯面レベル測定値の振幅の周波数分布に関する第1の評価値が予め定めた第1のしきい値を下回り、かつ前記(7) の湯面レベル測定値の振幅の周波数分布に関する第2の評価値が予め定めた第2のしきい値を上回る場合においては、予め定めた第3の周波数以下の領域において注入ノズル開口面積の操作量指令値計算手段の伝達特性の利得を小さくすることを特徴とする連続鋳造機鋳型内湯面レベル制御方法。
IPC (3件):
B22D 11/18 ,  B22D 11/16 104 ,  G05D 9/12
FI (3件):
B22D 11/18 B ,  B22D 11/16 104 H ,  G05D 9/12 D

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