特許
J-GLOBAL ID:200903040266577521

スペクトラム拡散通信用受信機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤谷 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-093419
公開番号(公開出願番号):特開平9-261117
出願日: 1996年03月22日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【目的】受信機における逆拡散のための正確な符号列と位相をもつ拡散符号を得ること。【構成】同期検波器2 はスペクトラム拡散された信号S1から拡散符号S2を再現する。ディジタル相関器4 は再現された拡散符号S2と参照拡散符号S3とのビット毎の照合を実行し2つの符号の相関値を演算する。自己相関値が所定のしきい値を越えた時は、再現された拡散符号と参照拡散符号とが一致したことを意味している。このタイミングにより再現された拡散符号の位相、従って、スペクトラム拡散された受信信号の位相が判別できる。乗算器8 は、スペクトラム拡散された受信信号S1と拡散符号発生器6 の出力する参照拡散符号S3と同じ符号列をもつ拡散符号S5とを位相同期させて入力して、ビット毎に乗算演算を行いスペクトラムを逆拡散することにより、情報信号S7を出力する。
請求項(抜粋):
直接拡散方式によりスペクトラム拡散された信号を復調する受信機において、直接拡散されたスペクトラム拡散信号を入力し拡散符号を再現する同期検波器と、前記同期検波器から出力される拡散符号を入力して、前記拡散符号と予め記憶された参照拡散符号との間でそれらの位相差によって変化する相関値を演算する相関器と、前記相関器の演算する相関値に基づいて前記拡散符号と前記参照拡散符号との間での位相同期の成否を判定し、その位相同期情報に基づいて、受信された前記スペクトラム拡散信号に位相同期させたタイミングで前記参照拡散符号を出力する拡散符号発生器と、前記拡散符号発生器から出力される前記参照拡散符号と受信された前記スペクトラム拡散信号とを、前記参照拡散符号の各ビット毎に掛け合わせる乗算器と、前記乗算器の出力する信号を入力して、情報信号の復調を行う情報復調器ととを有することを特徴とするスペクトラム拡散通信用受信機。

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