特許
J-GLOBAL ID:200903040291901910

低圧電気機械用の電機子巻線

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 篠部 正治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-339600
公開番号(公開出願番号):特開平11-178264
出願日: 1997年12月10日
公開日(公表日): 1999年07月02日
要約:
【要約】【課題】端部における自己融着性マグネットワイヤおよび口出線接続部の耐振性が改善された低圧電気機械用の電機子巻線を提供する。【解決手段】低圧電気機械(誘導電動機)の電機子(固定子)1は、従来例に対し、その端部88を覆い自己融着性接着層を持つ端部被覆体4を有し、コイル81のコイル端の相互間にシート状の絶縁体71が介挿された電機子巻線2を備える。端部被覆体4は接続部側の端末部付近で口出線82を端部88に固着する。コイル81用の自己融着性マグネットワイヤ89やスロット絶縁体等が持つ自己融着性接着層、端部被覆体4、芳香族ポリアミドペーパを基材とする絶縁体71が基材の両面に持つ自己融着性接着層には、半硬化状の耐熱性エポキシ樹脂材が用いられる。この固定子1は、約150〔°C〕で自己融着性接着層の加熱処理が行われる。なお、端部被覆体には熱収縮性電気絶縁材を使用することもできる。
請求項(抜粋):
自己融着性マグネットワイヤを用いて作製されると共に磁性材製の鉄心が有する複数のスロットに装填される複数のコイルからなり、これ等のコイルが電気的に接続されることで形成されたコイル群における前記自己融着性マグネットワイヤの端末部には口出線が接続されてなる低圧電気機械用の電機子巻線において、前記コイルのコイル端が集合されることで形成された電機子巻線の端部は、自己融着性接着層を持つ電気絶縁材製の端部被覆体,および/または,熱収縮性電気絶縁材製の端部被覆体を備え、加熱処理を施すことにより口出線の前記端部への固着処理および前記端部の一体化処理が行われてなることを特徴とする低圧電気機械用の電機子巻線。

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