特許
J-GLOBAL ID:200903040293325534
車両用緩衝装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
阿部 和夫 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-248431
公開番号(公開出願番号):特開平11-082597
出願日: 1997年09月12日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 従来の車両用緩衝装置は、耐圧性を確保しつつ減衰力の可変幅や調整の自由度を拡大することができない。【解決手段】 ダンパピストン15に形成された通路32に臨んで設けられ、通路32内の流体の流れを制限する複数枚のバルブディスク34a〜34cと、これらバルブディスク34a〜34cよりも小径に設定され、相互に重なり合う2枚のバルブディスク34b, 34cの間に配置されて当該バルブディスク34b, 34cと共に弾性変形可能なセンタリングディスク35と、このセンタリングディスク35に形成されてその撓み剛性を低減させるための肉抜き部39と、相互に重なり合う2枚のバルブディスク34b, 34cの間にセンタリングディスク35の外周面に内接して配置され、センタリングディスク35よりも板厚が厚く、バルブディスク34aに通路32を塞ぐような初期撓みを与えるためのセットリング36とを有する。
請求項(抜粋):
内部に緩衝用の流体が充填されたダンパシリンダと、このダンパシリンダの一端部を摺動自在に貫通して一端側が当該ダンパシリンダ内に位置するピストンロッドと、このピストンロッドの一端側に一体的に固定され、かつ前記ダンパシリンダ内に摺動自在に嵌合されて当該ダンパシリンダ内を2つの流体室に仕切るダンパピストンと、このダンパピストンに形成されて前記2つの流体室に連通する通路と、この通路に臨んで設けられ、前記ダンパシリンダ内の前記ダンパピストンの移動に伴って当該通路内の前記流体の流れを制限する複数枚のバルブディスクとを具えた車両用緩衝装置であって、これらバルブディスクよりも小径に設定され、相互に重なり合う2枚の前記バルブディスクの間に配置されて当該バルブディスクと共に弾性変形可能なセンタリングディスクと、このセンタリングディスクに形成されて当該センタリングディスクの撓み剛性を低減させるための肉抜き部と、前記相互に重なり合う2枚のバルブディスクの間に前記センタリングディスクの外周面に内接して配置され、前記センタリングディスクよりも板厚が厚く、前記バルブディスクに前記通路を塞ぐような初期撓みを与えるためのセットリングとを有することを特徴とする車両用緩衝装置。
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