記憶遺伝子を決定するための遺伝子チップ技術

発明者： , , , ,
出願人/特許権者： , ,
代理人 (1件)：細田芳徳
公報種別：公表公報
出願番号（国際出願番号）：特願2000-603431
公開番号（公開出願番号）：特表2002-537859
出願日： 2000年03月10日
公開日（公表日）： 2002年11月12日
要約：

【要約】本発明は、記憶形成に係わる遺伝子の同定方法に関する。これは、転写非依存性記憶形成の際ではなく、転写依存性記憶形成の際に発現されるそれらの遺伝子の遺伝子チップ同定を実施することにより達成される。遺伝子チップ同定結果の統計的解析は転写依存性記憶形成に係わる1組の遺伝子を生ずる。

請求項（抜粋）：

(a)非ヒト動物(たとえば、非ヒト哺乳動物)において転写依存性記憶形成を誘導するのに充分な条件下に非ヒト動物を訓練する工程;(b)工程(a)で訓練された前記動物の脳組織(たとえば、扁桃、海馬)からRNAを抽出する工程;(c)工程(b)で抽出されたRNAを用いてDNAプローブを合成する工程;(d)工程(c)で合成されたDNAプローブを前記動物のゲノムの遺伝子由来のDNA配列を含むマイクロアレイチップに対し、マイクロアレイチップ上の相補的DNA配列へのDNAプローブのハイブリダイゼーションに適する条件下に曝露する工程、ここで、相補的DNA配列への前記プローブのハイブリダイゼーションの際にシグナルが生ずる;(e)工程(d)で生じたシグナルを検出する工程;ならびに(f)工程(e)で検出されたシグナルと対照において検出されたシグナルとの間で統計的比較を実施する工程、ここで、前記対照は以下の工程: (i)非ヒト対照動物(たとえば、非ヒト哺乳動物)において転写依存性記憶形成を誘導するのに不充分であるのに適する条件下に非ヒト対照動物を訓練する工程; (ii)工程(f)(i)で訓練された前記対照動物の脳組織(たとえば、扁桃、海馬)からRNAを抽出する工程; (iii)工程(f)(ii)で抽出されたRNAを用いてDNAプローブを合成する工程;および (iv)工程(f)(iii)で合成されたDNAプローブを対照動物のゲノムの遺伝子由来のDNA配列を含むマイクロアレイチップに対し、マイクロアレイチップ上の相補的DNA配列へのDNAプローブのハイブリダイゼーションに適する条件下に曝露する工程、ここで、相補的DNA配列への前記プローブのハイブリダイゼーションの際にシグナルが生ずる、を含む方法により得られる、を含む、転写依存性記憶に係わる1つまたは複数の遺伝子の同定方法。

IPC (4件)：

C12Q 1/68 , G01N 33/53 , G01N 37/00 102 , C12N 15/09

FI (4件)：

C12Q 1/68 A , G01N 33/53 M , G01N 37/00 102 , C12N 15/00 A

Fターム (17件)：

4B024AA01 , 4B024AA11 , 4B024BA80 , 4B024CA04 , 4B024CA09 , 4B024HA12 , 4B063QA01 , 4B063QA18 , 4B063QA19 , 4B063QQ02 , 4B063QQ42 , 4B063QR32 , 4B063QR40 , 4B063QR56 , 4B063QS14 , 4B063QS34 , 4B063QS36

引用特許：

出願人引用 (1件)

特許第834576号

審査官引用 (2件)

特許第834576号
特許第834576号

引用文献：

出願人引用 (9件)

PROC NATL ACAD SCI, 19770901, V94, P9669-9673
ANNUAL REVIEW OF NEUROSCIENCE ANNUAL REVIEWS INC,PALO ALTO, 1998, V21, P127-148
SOCIETY FOR NEUROSCIENCE ABSTRACTS SOCIETY FOR EUROSCIENCE, 1993, V19 N1/3, P1066

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審査官引用 (5件)

PROC NATL ACAD SCI, 19770901, V94, P9669-9673
ANNUAL REVIEW OF NEUROSCIENCE ANNUAL REVIEWS INC,PALO ALTO, 1998, V21, P127-148
SOCIETY FOR NEUROSCIENCE ABSTRACTS SOCIETY FOR EUROSCIENCE, 1993, V19 N1/3, P1066

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