特許
J-GLOBAL ID:200903040310537079

新規導電性重合体およびその製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢口 平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-122738
公開番号(公開出願番号):特開平7-048437
出願日: 1994年06月03日
公開日(公表日): 1995年02月21日
要約:
【要約】【構成】 一般式(I)【化1】及び一般式(II)【化2】で表される化学構造からなる繰り返し単位を含む導電性重合体及びその製造法。【効果】 本発明の導電性重合体は有機溶媒及び/または水に可溶性であり、加工性に優れた新規材料である。更には高い導電性を示し、熱的、機械的にも安定であり、単体あるいは複合材として、導電材、電極等の用途を含めて、電気電子工業等における新構造材料として利用できる。また本発明により、前記導電性重合体の優れた製造法が提供される。
請求項(抜粋):
一般式(I)【化1】(式中、φは、ヘテロ原子が窒素、硫黄、酸素、セレン、テルルからなる群より選ばれる原子を含む5乃至7員環を有する単環式複素環もしくは9乃至40員環を有する縮合複素環の二価基からなる群から選ばれる二価基、前記二価基にビニレンが連結した二価基、アリーレン、アリーレンビニレン及び1,4-イミノフェニレンからなる群から選ばれる二価基を表す。A1 は炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐状の飽和または不飽和アルキレン基を表し、その一端はφ中のC-H結合またはN-H結合の水素の代りに炭素または窒素原子に結合している。但し、式中A1 は必ずしも含まれなくてよくY及びSO3-(M)fが直接φ中の炭素または窒素原子に結合していてもよい。A1 には、カルボニル、エーテル、エステル、チオエーテル、アミド、スルホン結合を任意に含んでもよい。YはSO2NR1 R2 またはSO3 R3 またはSO2 SR4 であり、R1 、R2 はそれぞれ独立にHまたは炭素数1〜20の直鎖状もしくは分岐状の飽和もしくは不飽和アルキル基または炭素数4〜30の置換もしくは非置換のアリール基を表す。R3、R4 はそれぞれ独立に炭素数1〜20の直鎖状もしくは分岐状の飽和もしくは不飽和アルキル基または炭素数6〜20の置換もしくは非置換のアリール基を表す。R1 とR2 は互いに任意の位置で結合して、窒素原子と共に複素環構造を形成する二価の飽和または不飽和炭化水素鎖を形成していてもよく、またR1 、R2 、R3 及び/またはR4 のアルキル鎖には、カルボニル、エーテル、エステル、チオエーテル、アミド、スルホン結合を任意に含んでもよい。Mはカチオンを表す。fは0または1を表す。Zは陰イオンを表し、jはZの価数を表し1または2である。δは0〜1の範囲である。)で表される化学構造からなる繰り返し単位を含む導電性重合体(但し、置換基A1 Y及び/またはA1 SO3-(M)fを有する1個の繰り返し単位中の該置換基の総数は1または2であり、kは重合体中のφのA1 SO3-(M)fによる平均置換度を表し、mは重合体中のφのA1 Yによる平均置換度を表し、kは0〜1.9の範囲であり、mは0.1〜2の範囲であり、該置換基がφ中の炭素原子に結合している場合にはk+mの値は2以下であり、窒素原子に結合している場合にはk+mの値は1以下である。また、fが0の場合にはkはδと同一である。)。
IPC (3件):
C08G 61/12 NLJ ,  C08G 79/00 NUR ,  H01B 1/12
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平3-137121
  • 特開平3-137121
  • 特開平2-252726
全件表示

前のページに戻る