特許
J-GLOBAL ID:200903040362310455

ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用した染色方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-007864
公開番号(公開出願番号):特開平8-231356
出願日: 1996年01月19日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【課題】 選択性が弱く、優れた着色力および耐性を有する酸化染色用組成物とこれを用いた染色方法を提供する。【解決手段】 染色に適した媒体中に、次の式(I):【化1】[上式(I)中、R1ないしR4は水素原子等を示す]で表されるパラ-フェニレンジアミン類等から選択される少なくとも1つの酸化塩基と、第1の修正剤としての4-ヒドロキシインドールと、次の式(III):【化2】[式(III)中、R7はアミノ基等、R8ないしR12は水素原子等、R13はアルコキシ基等を示す]で表される修正剤と、酸化剤とを含有せしめるとともに、これをケラチン繊維に適用して染色する。
請求項(抜粋):
染色に適した媒体中に、-(i)次の式(I):【化1】[上式(I)中、R1は、水素原子、またはC1-C4のアルキル基、C1-C4のモノヒドロキシアルキル基、C2-C4のポリヒドロキシアルキル基、C1-C4のアルコキシアルキル基、フェニル基または4’-アミノフェニル基を示し、R2は、水素原子、またはC1-C4のアルキル基、C1-C4のモノヒドロキシアルキル基またはC2-C4のポリヒドロキシアルキル基を示し、R3は、水素原子、塩素原子等のハロゲン原子、またはC1-C4のアルキル基、C1-C4のモノヒドロキシアルキル基またはC1-C4のヒドロキシアルコキシ基を示し、R4は、水素原子、またはC1-C4のアルキル基を示し、R4が水素原子でない場合、R1およびR2は水素原子であり、R3はR4と同一である]で表されるパラ-フェニレンジアミン類、および式(I)の化合物類の酸との付加塩類;(ii)次の式(II):【化2】[式(II)中、R5は、水素原子、またはC1-C4のアルキル基、C1-C4のモノヒドロキシアルキル基、C1-C4のアルコキシアルキル基またはC1-C4のアミノアルキル基を示し、R6は、水素原子またはフッ素原子、またはC1-C4のアルキル基、C1-C4のモノヒドロキシアルキル基、C2-C4のポリヒドロキシアルキル基、C1-C4のアミノアルキル基、C1-C4のシアノアルキル基またはC1-C4のアルコキシアルキル基を示し、基R5およびR6の少なくとも1つは水素原子である]で表されるパラ-アミノフェノール類、および式(II)の化合物類の酸との付加塩類;(iii)ピリジン誘導体類、ピリミジン誘導体類、ピラゾール誘導体類から選択される複素環塩基、およびこれらの複素環塩基の酸との付加塩類;(iv)オルト-アミノフェノール;から選択される少なくとも1つの酸化塩基:-第1の修正剤として、4-ヒドロキシインドール;-次の式(III):【化3】[式(III)中、R7は、アミノ基またはヒドロキシル基を表し、さらに、R7がアミノ基である場合、R8は、水素原子またはアルキル基を示し、R9は、水素原子を示し、R10は、水素原子、またはアルキル基、モノヒドロキシアルキル基またはポリヒドロキシアルキル基を示し、R11およびR12は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、またはアルキル基、モノヒドロキシアルコキシ基またはポリヒドロキシアルコキシ基を示し、R13は、アルコキシ基、アミノアルコキシ基、またはモノヒドロキシアルコキシ基またはポリヒドロキシアルコキシ基、または2,4-ジアミノフェノキシアルコキシ基を示し、R11がモノヒドロキシアルコキシ基またはポリヒドロキシアルコキシ基を示す場合、R13は、必ず、モノヒドロキシアルコキシ基またはポリヒドロキシアルコキシ基を示し、R7がヒドロキシル基である場合、R8は、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル基を示し、R9は、水素原子、またはアルキル基、モノヒドロキシアルキル基またはポリヒドロキシアルキル基を示し、R10は、水素原子、またはアルキル基を示すか、R9および窒素原子と共に、5-または6角の複素環を形成し、R11は、水素原子、またはアルキル基またはアルコキシ基、またはハロゲン原子を示し、R12は、水素原子を示し、R13は、水素原子、またはアルキル基、アルコキシ基、モノヒドロキシアルキル基またはポリヒドロキシアルキル基、モノヒドロキシアルコキシ基またはポリヒドロキシアルコキシ基を示し、R8およびR9が同時に水素原子、R13がC1-C4のアルキル基を示す場合、R11は、必ず、ハロゲン原子またはC1-C4のアルコキシ基ではない、ということを意味する]で表される化合物類、およびそれらの酸との付加塩類から選択される少なくとも1つの付加的なベンゼンをベースとした修正剤:(上述したものについて、アルキル基、アルコキシ基、モノヒドロキシアルキル基およびモノヒドロキシアルコキシ基は、1〜4の炭素原子を有するものであり、ポリヒドロキシアルキル基およびポリヒドロキシアルコキシ基は、2〜4の炭素原子と、2〜3のヒドロキシル基を含有するものであり、ハロゲン原子は、塩素、フッ素、臭素を示す)-少なくとも1つの酸化剤、を含有し、pHが7以上であることを特徴とする、使用準備が整っている、ヒトの髪等のケラチン繊維の酸化染色用組成物。

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