特許
J-GLOBAL ID:200903040388498177

衛星通信システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-194429
公開番号(公開出願番号):特開平9-046287
出願日: 1995年07月31日
公開日(公表日): 1997年02月14日
要約:
【要約】【課題】 従来は、子局毎に割り当てる回線速度の違いにより、周波数の帯域が異なると周波数配置を最適な状態にしておくことはできなかった。【解決手段】 親局の通信回線制御部13は、ルーティング情報や周波数情報等、子局が通信するために必要な情報や子局ステータスを管理し、CSCフレーム処理部12から受けた子局の通信要求を処理し、ルーティングを行い、周波数を割り当てる情報をCSCフレーム処理部12及び送受信部11を通して衛星に送信する一方、子局の通信終了情報をCSCフレーム処理部12から受け取ったときは、その帯域を埋めるように周波数を変更する情報を同様に衛星に送信する。子局は、他の子局と通信するとき情報信号を時間圧縮した一定時間長に変換し、バーストフレームでやり取りし、通信中に親局から周波数変更の指示があった場合には、時間圧縮して伝送する時間間隔を利用して通信周波数を変更する。
請求項(抜粋):
複数の子局のうち任意の一の子局が他の子局に対する通信要求を衛星を介して親局へ共通制御チャネルを用いて通知し、該通信要求に基づき該親局が必要な帯域を割り当てて前記共通制御チャネルを用いて前記通信要求元の子局と通信接続先の子局のそれぞれに前記衛星を経由して通知することにより、以後、前記通信要求元の子局と通信接続先の子局間の前記衛星を経由しての音声やデータの通信を可能とする衛星通信システムにおいて、前記複数の子局は、前記衛星通信システムに共通な衛星遅延時間より長い周期をフレーム周期と定義したとき、他の子局との通信時にはそれぞれ端末から入力された音声やデータからなる送信信号を時間圧縮して前記フレーム周期に1回信号を伝送しない空き時間を挿入したバースト信号を生成して前記衛星へ送信し、該バースト信号受信時には該バースト信号を伸張して連続信号として端末へ出力し、前記親局は、前記複数の子局のうち通信中であった子局から前記衛星を介して通信終了情報を受けたときには、割り当て周波数帯域間の空きを埋めるように割り当て周波数を変更する周波数変更情報を前記衛星を介して通信中の他の子局へそれぞれ通知し、前記通信中の他の子局は、前記周波数変更情報受信時には、前記バースト信号間の前記空き時間に周波数変更動作を行うことを特徴とする衛星通信システム。

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