特許

J-GLOBAL ID：200903040405647319

冷間加工性及び熱処理歪みに優れた鋼およびその製造方法

発明者： 井口 誠 ,  西川 元裕
出願人/特許権者： 山陽特殊製鋼株式会社
代理人 (1件)： 横井 健至
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-299759
公開番号（公開出願番号）：特開平10-130777
出願日： 1996年10月23日
公開日（公表日）： 1998年05月19日
要約：

【要約】【課題】 Cr、Mo、Ni、Si、Mnなどの合金元素を低減しBを添加することによって焼入性を補った鋼において、圧延後の組織を改善し加工性を向上させかつ熱処理歪みを低減した鋼とその製造方法を提供する。【解決手段】 重量%で、C:0.35〜0.70%、Si:0.03〜0.15%、Mn:0.20〜1.0%、B:0.0005〜0.005%、Ti:0.05%超〜0.20%、N:0.015%以下、Al:0.005〜0.05%を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなることを特徴とし、Tiを0.05%超〜0.20%添加することによってfree-Nを固定し、かつTi炭化物、Tiを含有する複合炭化物、Ti窒化物を微細に析出させるものである。そのことによって圧延または鍛造中のオーステナイト結晶粒の成長を抑制し圧延または鍛造後の組織においてフェライト量を増加させかつフェライト粒度を均一にし、冷間加工性および熱処理歪み特性を向上させた鋼である。

請求項（抜粋）：

重量%で、C:0.35〜0.70%、Si:0.03〜0.15%、Mn:0.20〜1.0%、B:0.0005〜0.005%、Ti:0.05%超〜0.20%、N:0.015%以下、Al:0.005〜0.05%を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする冷間加工性及び熱処理歪みに優れた鋼。

IPC (3件)：

C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/32

FI (3件)：

C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/32

引用特許：

審査官引用 (2件)

• 冷間鍛造性と焼入性に優れた中炭素棒鋼線材
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-191384   出願人：住友金属工業株式会社
• 冷間加工性の優れた機械構造用鋼材およびその製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-152490   出願人：新日本製鐵株式会社