特許
J-GLOBAL ID:200903040423926853

耐遅れ破壊特性の優れた機械構造用鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-127801
公開番号(公開出願番号):特開平6-025745
出願日: 1992年05月20日
公開日(公表日): 1994年02月01日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 引張強度125kgf/mm2 以上を有し、耐遅れ破壊特性に優れる機械構造用鋼の製造方法を提供する。【構成】 C、Si、Mn、P、S、Ni、Cr、Mo、Al、V、Ti、Nb、Nを特定した鋼において、圧延後の冷却速度をK1≦130を満たす条件で冷却し、さらに所定の形状に成形後焼入れ・焼戻しを行うに際して、焼戻しを400°C以上で行う。ただし、K1=D1+260×log10(CR)D1=(5×〔%C〕+3)×(1+0.64×〔%Si〕)×(1+4.10×〔%Mn〕)×(1+2.83×〔%P〕)×(1-0.62×〔%S〕)×(1+2.33×〔%Cr〕)×(1+0.52×〔%Ni〕)×(1+3.14×〔%Mo〕)(単位:mm、〔%X〕:元素Xの重量%)CR:鋼材の冷却速度(単位:°C/sec)
請求項(抜粋):
重量で、C:0.15〜0.50%、Si≦2.0%、Mn≦0.6%、P≦0.015%、S≦0.02%、Cr:0.1〜3.0%、Mo:0.2〜1.2%、Al:0.005〜1.0%、N≦0.03%を含有し、さらにV:0.20%超、0.50%以下、Ti:0.05%超、0.50%以下、Nb:0.05%超、0.50%以下の1種または2種以上を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼を熱間圧延した後、下記式によって定義されるKl≦130を満たす条件下に冷却し、次いで球状化焼鈍を施した後、冷間加工によって所定の形状に成形し、次いで焼入れ・焼戻し処理を施すに際し、焼戻しを400°C以上の温度域で行うことを特徴とする125kgf/mm2 以上の引張強度を有する耐遅れ破壊特性の優れた機械構造用鋼の製造方法。Kl=Dl+260×1og10(CR)Dl=(5×〔%C〕+3)×(1+0.64×〔%Si〕)×(1+4.10×〔%Mn〕)×(1+2.83×〔%P〕)×(1-0.62×〔%S〕)×(1+2.33×〔%Cr〕)×(1+0.52×〔%Ni〕)×(1+3.14×〔%Mo〕) (単位:mm、〔%X〕:元素Xの重量%)CR:鋼材の冷却速度(単位:°C/sec )
IPC (5件):
C21D 8/06 ,  C21D 9/00 ,  C22C 38/34 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭62-120430
  • 特開平2-247332
  • 特開昭64-047835

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