特許
J-GLOBAL ID:200903040433890040

自己組織心臓弁用ステント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三枝 英二 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-517023
公開番号(公開出願番号):特表平9-508537
出願日: 1994年12月16日
公開日(公表日): 1997年09月02日
要約:
【要約】自己組織心臓弁用の改良型ステントセットが提供される。ステントは、コンピュータ支援設計(CAD)システムにより設計され、心臓弁の小葉部を形成する組織を固くクランプするよう互いに一そろえのものとなっている。ステントの外形的特徴は、ステント同士を均一に組み合わせることにより、組織上に圧力上昇部が形成されるのを防止する点である。加えてステント支柱のウインドウは狭く形成されているので、弁の植え込みに使用される縫合ニードルが、外部ステントを内部ステントにクランプするガーターばねに絡まない。最後に外部ステントを被覆するソックは、上部及び下部でステントベース部に接着されており、接着部と患者の血流部とを分離する。
請求項(抜粋):
ベース部と、該ベース部から延びており該ベース部及びその巻かれた組織の周りに離間して設けられる複数の支柱とを有する内部ステントを固定するための外部ステントであって、該外部ステントは、弛緩状態から緊張状態に拡げることができ、外部ステントと内部ステントとは、縫合糸及びニードルを使用することにより患者に埋めこまれる心臓弁を共同して形成し、該外部ステントは: 複数のスロットとベース部の周囲に配置された複数のテンションばねとを有するベース部と、; 該ベース部から上方へ延びる複数の支柱と; ベース部の周囲に配置されて外部ステントを患者の身体に固定できるようにする弾力性リングと; ベース部及び支柱の周囲に取り付けられた被覆体とを有し、 前記複数のテンションばねは、その内の一つが壊れた場合に、内部ステント及び外部ステントが外れてしまうことを防止し、前記スロットは、心臓弁を患者へ挿入する時に於いて、外部ステントが緊張状態にある場合、縫合ニードルがテンションばねに絡まってしまう危険性を最小限にする程に十分小さい幅を有しており、 前記支柱は、内部及び外部ステントが互いに固定されているときに、該内部ステントに対して位置合わせされ、該支柱は、内部ステントの支柱を挿入することができるウインドウを備えており、 前記被覆体は、複数の位置でベース部に接着されており、該被覆体は、該被覆体とベース部との接着が患者の血流部に直接存することを防止するため、ベース部に2つの層を有していることを特徴とする外部ステント。

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