リチウム二次電池用正極材の製造方法、正極材及びリチウム二次電池

発明者： , ,
出願人/特許権者：
代理人 (1件)：五十嵐俊明
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2004-145784
公開番号（公開出願番号）：特開2005-327644
出願日： 2004年05月17日
公開日（公表日）： 2005年11月24日
要約：

【課題】均質な結晶構造を有し低温環境下でも高出力化可能なリチウム二次電池用正極材の製造方法を提供する。【解決手段】原料の硫酸ニッケル、硫酸マンガン、硫酸コバルト、硫酸マグネシウムを混合した混合水溶液に水酸化リチウムを加えてニッケル、マンガン、コバルト、マグネシウムを共沈させた。共沈物と炭酸リチウムとを混合し、900°Cで8時間焼成して層状結晶構造を有するリチウム含有複合酸化物を得た。得られたリチウム含有複合酸化物は、化学式LiNiaMnbCocMgdO2で表され、少なくともニッケル、マンガン、コバルトの一部がマグネシウムで置換されており、価数がa>b≧c及び0.001≦d≦0.02の関係を満たしている。結晶構造中にマグネシウムを含むことで、低温環境下でも層状結晶の収縮が抑制される。【選択図】なし

請求項（抜粋）：

層状結晶構造を有しリチウム、ニッケル、マンガン、コバルト、マグネシウムの元素を含むリチウム含有複合酸化物を用いたリチウム二次電池用正極材の製造方法であって、少なくともニッケル、マンガン、コバルト、マグネシウムをそれぞれ含む化合物のそれぞれを溶媒に混合して混合溶液を準備し、前記準備した混合溶液中の前記少なくともニッケル、マンガン、コバルト、マグネシウムを共沈させ、選択的にリチウムを含む化合物を混合して複合酸化物前駆体を調製し、前記調製した複合酸化物前駆体を焼成して下記化学式(1)で表され、価数がa>b≧c及び0.001≦d≦0.02の関係を満たすリチウム含有複合酸化物を作製する、ステップを含むことを特徴とする製造方法。

IPC (3件)：

H01M4/58 , H01M4/02 , H01M10/40

FI (3件)：

H01M4/58 , H01M4/02 C , H01M10/40 Z

Fターム (31件)：

4G048AA04 , 4G048AB02 , 4G048AC06 , 4G048AD04 , 4G048AE05 , 4G048AE07 , 5H029AJ02 , 5H029AK03 , 5H029AL06 , 5H029AL07 , 5H029AM02 , 5H029AM03 , 5H029AM04 , 5H029AM05 , 5H029AM07 , 5H029CJ02 , 5H029CJ08 , 5H029DJ17 , 5H029HJ02 , 5H050AA06 , 5H050AA19 , 5H050BA17 , 5H050CA08 , 5H050CA09 , 5H050CB07 , 5H050CB08 , 5H050CB09 , 5H050FA19 , 5H050GA02 , 5H050GA10 , 5H050HA02

引用特許：

出願人引用 (2件)

リチウム二次電池用正極活物質およびこれを用いたリチウム二次電池
公報種別：公開公報出願番号：特願平11-054134 出願人：株式会社豊田中央研究所
非水電解質二次電池用正極活物質及びその製造法
公報種別：公開公報出願番号：特願2001-363285 出願人：戸田工業株式会社

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