特許
J-GLOBAL ID:200903040442776773

環状オレフィン系共重合体組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-332383
公開番号(公開出願番号):特開平8-231652
出願日: 1995年12月20日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【解決手段】 極限粘度が0.5〜5.0dl/gであり、DSC測定により得られる少なくとも1つのガラス転移温度が15°C未満であり、重合可能な炭素・炭素二重結合を有し、その含有量がヨウ素価で2〜150であり、屈折率nD(A)が1.50〜1.65の範囲にある芳香環含有ビニル系炭化水素・共役ジエン共重合体またはその水素化物成分[A]の存在下に、炭素数2以上のα-オレフィンと、特定の環状オレフィンとを共重合させて得られる環状オレフィン系共重合体組成物[C]であって、この組成物[C]中に上記成分[A]が1〜40重量%の量で存在し、上記屈折率nD(A)と、上記成分[A]の非存在下で上記共重合により得られる共重合体の屈折率nD(B)との差が0.015以下である環状オレフィン系共重合体組成物。【効果】 耐衝撃性、透明性、耐熱性に優れている。
請求項(抜粋):
デカリン中、135°Cで測定した極限粘度[η]が0.5〜5.0dl/gの範囲にあり、DSC測定により得られる少なくとも1つのガラス転移温度(Tg)が15°C未満であり、重合可能な炭素・炭素二重結合を有し、その二重結合の含有量がヨウ素価で2〜150(g-ヨウ素/100g-重合体)であり、25°Cで測定した屈折率nD(A)が1.50〜1.65の範囲にある芳香環含有ビニル系炭化水素・共役ジエン共重合体またはその水素化物成分[A]の存在下に、(a)炭素数2以上のα-オレフィンと、(b)下記一般式[I]または[II]で表される環状オレフィンとを共重合させて得られる環状オレフィン系共重合体組成物[C]であって、この共重合体組成物[C]中に上記成分[A]が、1〜40重量%の量で存在し、上記成分[A]の屈折率nD(A)と、下記によって示される屈折率nD(B)との差:△nD(=|nD(A)-nD(B)|)が0.015以下であることを特徴とする環状オレフィン系共重合体組成物[屈折率nD(B)は、上記成分[A]の非存在下で(a)炭素数2以上のα-オレフィンと、(b)下記一般式[I]または[II]で表される環状オレフィンとを共重合させて得られる環状オレフィン系共重合体成分[B]の屈折率である];【化1】(式[I]中、nは0または1であり、mは0または正の整数であり、rは0または1であり、R1 〜R18ならびにRa およびRb は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基であり、R15〜R18は互いに結合して単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環が二重結合を有していてもよく、またR15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン基を形成していてもよい。);【化2】(式[II]中、pおよびqは0または1以上の整数であり、mおよびnは0、1または2であり、R1 〜R19はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはアルコキシ基であり、R9 (またはR10)が結合している炭素原子と、R13またはR11が結合している炭素原子とは直接あるいは炭素数1〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、また、n=m=0のときR15とR12またはR15とR19とは互いに結合して単環または多環の芳香族環を形成していてもよい。)。
IPC (6件):
C08F279/02 MQQ ,  C08F 2/44 MCS ,  C08F257/02 MQH ,  C08F287/00 MQX ,  C08L 23/02 LCH ,  C08L 45/00 LKB
FI (6件):
C08F279/02 MQQ ,  C08F 2/44 MCS ,  C08F257/02 MQH ,  C08F287/00 MQX ,  C08L 23/02 LCH ,  C08L 45/00 LKB
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭53-094399
  • 特開昭53-094399
  • 特開昭53-094399

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