特許
J-GLOBAL ID:200903040462067957

腫瘍細胞及び刺激された白血球におけるmRNAの発現プロファイルに基づく腫瘍性疾患に対する免疫応答を予測する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 川口 嘉之 ,  松倉 秀実 ,  和久田 純一 ,  遠山 勉
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-515958
公開番号(公開出願番号):特表2008-543286
出願日: 2006年06月08日
公開日(公表日): 2008年12月04日
要約:
腫瘍壊死因子(TNF)は、癌細胞の表面上で特定のTNF受容体と相互作用することにより、アポトーシスを誘導することができる。複数の成員のTNFリガンド及び受容体がそれぞれのスーパーファミリー内に存在するので、300を超える様々なリガンド-受容体の組合せが存在する。活性化血液白血球が、癌に対する免疫応答の一部としてTNFを産出し、他の白血球をこの部位に引き込むためにケモカインを産出する。免疫系の相互作用のモデルとして、全血を熱凝集IgG又は抗T受容体抗体に曝したときに、血液白血球において様々なTNFスーパーファミリー亜群及びケモカインmRNAの有意な誘導を検出する方法が開示される。TNF亜群及び誘導されたケモカインにおいて個体間のかなりの変動が見られる。末梢血の白血球が抗癌免疫細胞の供給であるので、血液中の適切なTNFリガンド及びケモカインのex vivo誘導性を定量化することは、個体に合わせた癌の免疫療法に有用である。早期の不可視の転移病変等を有する腫瘍塊が小さい場合、適切なTNFの攻撃が再発を予防するのに十分であり得る。
請求項(抜粋):
哺乳類の腫瘍性疾患の予後の重症度を予測する方法であって、 前記哺乳類由来の全血の第1のサンプルにおいて、複数の腫瘍壊死因子(TNF)スーパーファミリー亜群の発現レベルを求める工程、 前記哺乳類の全血の第2のサンプルを該全血においてT細胞を活性化する刺激因子に曝す工程、 前記第2のサンプルにおいて、前記複数の腫瘍壊死因子(TNF)スーパーファミリー亜群の発現レベルを求める工程、 前記第1のサンプルと前記第2のサンプルとの間の前記全血における発現レベルの有意な変化を示す亜群を同定する工程、及び 前記同定されたTNFスーパーファミリー亜群が、前記哺乳類の腫瘍細胞で発現する特定の腫瘍壊死因子受容体(TNF-R)スーパーファミリー亜群に対応する場合、予後の重症度が低いと予測する工程 を含む方法。
IPC (3件):
C12Q 1/68 ,  G01N 33/15 ,  G01N 33/50
FI (3件):
C12Q1/68 A ,  G01N33/15 Z ,  G01N33/50 Z
Fターム (30件):
2G045AA40 ,  2G045BA11 ,  2G045BB01 ,  2G045BB03 ,  2G045BB20 ,  2G045BB25 ,  2G045CA11 ,  2G045CA25 ,  2G045DA14 ,  2G045FA37 ,  2G045FB03 ,  4B024AA12 ,  4B024AA15 ,  4B024BA28 ,  4B024BA63 ,  4B024CA09 ,  4B024CA12 ,  4B024HA12 ,  4B063QA01 ,  4B063QA19 ,  4B063QQ03 ,  4B063QQ53 ,  4B063QQ79 ,  4B063QR08 ,  4B063QR32 ,  4B063QR55 ,  4B063QR62 ,  4B063QS25 ,  4B063QS32 ,  4B063QS38
引用文献:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (6件)
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