特許
J-GLOBAL ID:200903040480091512
単板式カラー液晶ディスプレイ装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-095036
公開番号(公開出願番号):特開平9-284684
出願日: 1996年04月17日
公開日(公表日): 1997年10月31日
要約:
【要約】【課題】新規な光回折手段によって、入力白色光を相異なる3方向に進行する3原色光に分解し、かつ3原色光を液晶パネルの各3原色画素へと収束させることによって、単板式カラー液晶パネルの光伝送効率の向上を図る。【解決手段】図8において、入力白色光25は、光回折手段26′へと入力される。光回折手段26′はマクロにプリズム状兼レンチキュラー形状を有し、ミクロに回折格子27′を有する。回折格子の単位階段の高さ:h(x)が画素配列周期毎に周期的に変調されることによって、出力回折光が3原色光に分解され、かつ、液晶パネル手段1の3原色画素2の各々へ導かれる。ピッチ変調式の従来方式の回折格子においては、R,B光の収束位置が約30%偏移するという欠点を原理的に回避できなかったのに対し、本構成によれば、R,B光の収束位置の偏移を消去できる。従ってより高効率の単板式液晶ディスプレイを提供できる。
請求項(抜粋):
光源手段,コリメータ手段、及び単板式液晶パネル手段を備えた液晶ディスプレイ装置において、該コリメータ手段と該単板式液晶パネル手段との間に配置された光回折手段と3方向3位置化手段を備え、該光回折手段のマクロな形状はマクロ周期性を有する非平板式の立体形状であって、かつ、マクロプリズム形状及びマクロレンチキュラー形状の少く共一方を有し、かつミクロに階段状回折格子を有し、かつ、該マクロ周期性ピッチは53μmより大であり、かつ、該階段状回折格子によって、入力白色光が、相異なる各3方向を有する回折出力3原色光線に分解され、かつ、該3原色光線中の赤光線と緑光線との間の分離角:ωは、0.05radより大であり、かつ、該階段状回折格子の単位階段に基く実効単位光路差は少く共主要光線に対して特定の光波長λ0の約L(Lは1,2,3のうちのひとつの整数)倍に選定され、かつ、緑出力光線の進行方向に直交する方向に沿う該単位階段の配列ピッチ射影:Pは、赤緑波長差(約80nm)の約L倍を前記赤緑分離角:ωで除した値即ち80Lnm/ωに実質的に等しくなるように配置され、該各3方向を有する回折出力3原色光線を該3方向3位置化手段によって該液晶パネル手段上の相異なる3位置の方向へと収束するように構成されてなる単板式カラー液晶ディスプレイ装置。
IPC (4件):
H04N 5/74
, G02F 1/1335 530
, G09F 9/00 324
, G09F 9/00 360
FI (4件):
H04N 5/74 K
, G02F 1/1335 530
, G09F 9/00 324
, G09F 9/00 360 A
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