特許
J-GLOBAL ID:200903040488976653

窒化層被覆オーステナイト系鉄基合金

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鴨田 朝雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-228786
公開番号(公開出願番号):特開2002-047554
出願日: 2000年07月28日
公開日(公表日): 2002年02月15日
要約:
【要約】【課題】 硬さと耐食性を兼ね備え、高温に加熱しても分解しない窒化層を表面に被覆したオーステナイト系鉄基合金を提供する。【解決手段】 CrおよびNを主成分とする第1の窒化物の層と、M4N型面心立方構造で格子定数が0.38nm〜0.40nmである第2の窒化物の層とを設けた鉄基合金であって、第1の窒化物の層の厚みが5nm〜200nmで、第2の窒化物の層の厚みが0.5μm〜20μmであり、鉄基合金に対し第2の窒化物の層より表面側に第1の窒化物の層が存在していることを特徴とする。例えば、該合金をイオン窒化炉に設置し、300°C〜450°Cの温度に3時間以上保持し、400〜950Vの印加電圧で0.7×102Pa〜13.3×102Paの保持圧力にてイオン窒化することによって得られる。ガス窒化を用いても本発明の窒化層被覆オーステナイト系鉄基合金を得ることができる。JISZ2371の塩水噴霧試験において100時間経過後も発錆しないし、500°Cで2時間加熱しても第2の窒化物が実質的に分解しない。
請求項(抜粋):
CrおよびNを主成分とする第1の窒化物の層と、M4N型面心立方構造で格子定数が0.38nm〜0.40nmである第2の窒化物の層とが設けられた鉄基合金であって、第1の窒化物の層の厚みが5nm〜200nmで、第2の窒化物の層の厚みが0.5μm〜20μmであり、鉄基合金に対し第2の窒化物の層より表面側に第1の窒化物の層が存在していることを特徴とする窒化層被覆オーステナイト系鉄基合金。
IPC (2件):
C23C 8/38 ,  C22C 38/00 302
FI (2件):
C23C 8/38 ,  C22C 38/00 302 X
Fターム (2件):
4K028BA02 ,  4K028BA12

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