特許
J-GLOBAL ID:200903040498236194

過渡応答の安定化されたカスコードCMOS増幅器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 馨 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-332668
公開番号(公開出願番号):特開平5-251956
出願日: 1992年12月14日
公開日(公表日): 1993年09月28日
要約:
【要約】【構成】 オペアンプは、出力が入力へと帰還される単位利得構成に多く用いられている。非反転バッファ構成では出力は反転入力へと直接に接続され、回路は電圧フォロワとなる。多くの場合、入力段はカスコード連結トランジスタを含み、電流ミラー負荷を差動動作する入力トランジスタから分離する。かかるカスコードトランジスタは利得を増大してノイズを減らし、同相電圧除去比を高める。カスコード連結トランジスタにより周波数補償コンデンサは入力段に対する負荷的影響から絶縁され、カスコード入力段の値をさらに高める。だが演算増幅器が単位利得デバイスとして動作する時、その過渡応答は不利である。負の出力遷移は、負の出力遷移ステップに続いて回路のリンギングを招き得る。本発明は定電流トランジスタを第一段の電流ミラー負荷素子と並列に付加することからなる。【効果】 かかる定電流トランジスタは所望の回路パラメータを何も劣化させずにリンギングの問題を除去することが示された。
請求項(抜粋):
後続する利得段を有する差動入力段を用い、該入力段が電流ミラー負荷及び該電流ミラー負荷を分離するカスコード接続トランジスタを用いている演算増幅器であって、該演算増幅器が前記利得段への出力と前記入力段の前記カスコードトランジスタとの間に連結された安定化周波数補償コンデンサをさらに用いているものにおいて、前記電流ミラー負荷の素子の両端に連結された第一及び第二の定電流トランジスタからなる改良を含み、前記入力段に対する遷移ステップの印加に続くリンギングを免れる演算増幅器。
IPC (5件):
H03F 3/345 ,  H03F 1/22 ,  H03F 3/343 ,  H03F 3/45 ,  H03G 3/30

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