特許
J-GLOBAL ID:200903040500225499

車両のロール剛性制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-022678
公開番号(公開出願番号):特開平7-228115
出願日: 1994年02月21日
公開日(公表日): 1995年08月29日
要約:
【要約】【目的】 レーンチェンジ、スラローム走行のために、車両の旋回方向と反対方向にハンドルが操舵されても、車体に大きなロールが発生しないようにする。【構成】 横加速度の正負の符号により車両の旋回方向γGを検出するとともに(ステップ108)、ハンドルの操舵速度θv の正負の符号によりハンドルの操舵方向γθを検出して、両方向γG,θvが一致しているときには、操舵速度θvの絶対値|θv|が第1比較値θv1(V)以上になるとショックアブソーバの減衰力をハード側に切り換える(ステップ118,120)。両方向γG,θvが一致していないときには、前記絶対値|θv|が第2比較値θv2(V)以上になるとショックアブソーバの減衰力をハード側に切り換える(ステップ114,120)。第2比較値θv2(V)を第1比較値θv1(V)より小さく設定して、両方向γG,θvが不一致のとき、減衰力がハード側に切り換えられ易くする。
請求項(抜粋):
車輪と車体との間に設けられ車両のロール剛性をソフト側又はハード側に切り換え可能なロール剛性変更機構を制御するのための制御装置であって、車体の姿勢変化を表す物理量又は同姿勢変化の原因となる運転操作を表す物理量を検出する姿勢変化検出手段と、前記検出した物理量と所定の比較値とを比較して同物理量が同比較値以上になったとき前記ロール剛性変更機構を制御して通常ソフト側に設定されているロール剛性をハード側に切り換え制御する切り換え制御手段とを備えた車両のロール剛性制御装置において、車両の旋回方向を検出する旋回方向検出手段と、ハンドルの操舵方向を検出する操舵方向検出手段と、前記検出した車両の旋回方向とハンドルの操舵方向の両方向が一致しているとき前記切り換え制御手段にて比較される比較値を第1の所定値とし、かつ同両方向が不一致のとき同切り換え制御手段にて比較される比較値を前記第1の所定値より小さな第2の所定値に変更する変更手段とを設けたことを特徴とする車両のロール剛性制御装置。

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