特許
J-GLOBAL ID:200903040581728333

ベルト式無段変速装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 近島 一夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-092710
公開番号(公開出願番号):特開平8-285033
出願日: 1995年04月18日
公開日(公表日): 1996年11月01日
要約:
【要約】【目的】機械式アクチュエータを用いるものでありながら、調圧カム機構を排除して、確実な伝動を行うと共に、油圧損失を減少する。【構成】ベルト挟圧手段57に作用する油圧による作用・反作用に基づき羽根63及びケース部材61に相対回転を生じると、動力伝達手段64,68を介して、羽根63からのトルクは、プライマリ側プラネタリギヤ33のサンギヤ33s2 に、またケース部材61からのトルクは、セカンダリ側プラネタリギヤ36のサンギヤ36s2 にそれぞれ伝達される。前記サンギヤに作用するトルクは、第1及び第2のリングギヤ33r1 ,33r2 ,36r1 ,36r2 の相対回転として作用し、これらとそれぞれ連動するボールネジ32,35の雄ネジ部32a,35aと雌ネジ32b,35bとを相対回転して軸力に変換し、それぞれプライマリプーリ9及びセカンダリプーリ10にベルト挟圧力として作用する。
請求項(抜粋):
それぞれシャフトに支持されかつ軸方向に相対移動し得る2個のシーブからなるプライマリプーリ及びセカンダリプーリと、これら両プーリに巻掛けられるベルトと、第1の部材及び第2の部材を有しこれら両部材の相対回転に基づき前記両プーリの可動シーブを軸方向に移動する機械式アクチュエータと、を備えてなるベルト式無段変速装置において、同一方向に回転すると共に相対回転し得る第1の部材及び第2の部材を有し、これら両部材が作用・反作用に基づき相対回転するように所定付勢力を作用するベルト挟圧手段と、少なくとも第1、第2及び第3の回転要素を有し、前記第1の回転要素を前記プライマリ側機械式アクチュエータの第1の部材に連動し、また前記第2の回転要素を前記プライマリ側機械式アクチュエータの第2の部材に連動し、更に前記第3の回転要素を前記ベルト挟圧手段の第1の部材に連動し、そして前記第3の回転要素が停止している状態では、前記第1及び第2の回転要素が一体に回転し、かつ前記第3の回転要素の回転に基づき、前記第1及び第2の回転要素が相対回転してなるプライマリ側同期手段と、少なくとも第1、第2及び第3の回転要素を有し、前記第1の回転要素を前記セカンダリ側機械式アクチュエータの第1の部材に連動し、また前記第2の回転要素を前記セカンダリ側機械式アクチュエータの第2の部材に連動し、更に前記第3の回転要素を前記ベルト挟圧手段の第2の部材に連動し、そして前記第3の回転要素が停止している状態では、前記第1及び第2の回転要素が一体に回転し、かつ前記第3の回転要素の回転に基づき、前記第1及び第2の回転要素が相対回転してなるセカンダリ側同期手段と、前記ベルト挟圧手段の第1の部材を前記プライマリ側同期手段の第3の部材に、また前記ベルト挟圧手段の第2の部材を前記セカンダリ側同期手段の第3の部材に、前記ベルト挟圧手段における前記第1及び第2の部材の相対回転に基づき前記両機械式アクチュエータが前記両プーリの2個のシーブを互いに近づける方向に移動するように、それぞれ連動する動力伝達手段と、該動力伝達手段に介在し、前記プライマリ側同期手段の第3の回転要素と前記セカンダリ側同期手段の第3の回転要素との間に相対回転を付与するように所定トルクを作用する変速操作手段と、を備えてなるベルト式無段変速装置。
IPC (2件):
F16H 37/02 ,  F16H 9/18
FI (2件):
F16H 37/02 C ,  F16H 9/18 Z
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開昭62-159847
  • 特開昭62-159848
  • 特開昭64-058855
全件表示

前のページに戻る