特許
J-GLOBAL ID:200903040605250421

使用済触媒からの有用金属の回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-065740
公開番号(公開出願番号):特開2002-235123
出願日: 2001年02月02日
公開日(公表日): 2002年08月23日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 使用済触媒よりV,Ni,Moなどの有用金属を簡単な工程で効率よく回収できる方法を提案する。【解決方法】 使用済触媒をロータリーキルン1にてS分を除去しながら、1,150°C以下の温度で該触媒に含まれるNi分及びMo分を固相還元した後、電気炉2に装入・加熱してFe,Ni,Moを主成分とするメタルとVリッチスラグを生成させ、更にこのVリッチスラグは、レードルファーネス3に移注し、還元材を投入すると共に充分攪拌を行ってスラグ中のVを還元してV合金鉄を得る。このもう一つの手段として、使用済触媒を1,160°C〜1,350°Cに保持したロータリーキルンに装入し、S分を除去しながら、該触媒中のMo分を昇華させ、酸化Mo粉末を得る。一方、ロータリーキルン1より排出された還元済触媒は、FeとNiを主成分とするNi合金鉄と前述の方法にてV合金鉄を得る。
請求項(抜粋):
【請求項 1】 使用済触媒を炭素系還元材と共に550°C〜1,150°Cに保持した加熱炉に装入し低温度領域にてS分を除去したのち、高温度領域にて該触媒中のNi分及びMo分を固相還元した後、必要あらば、炭素系還元材及び鉄源と共に電気炉に装入、加熱してNi,MoおよびFeを主成分とするメタルを得る一方、V分の濃縮されたスラグは加熱機能および/または攪拌機能を有する容器に移注し、Siおよび/またはAlを必要あらば鉄源と共に投入し、スラグ中のV分を還元してVとFeを主成分とするメタルを得ることを特徴とする使用済み触媒からの有用金属の回収方法。【請求項 2】 使用済触媒を炭素系還元材と共に加熱炉に装入し、1,160°C〜1,350°Cに加熱してS分を除去しながら該触媒中のMo分を昇華させ、且つNi分を固相還元した後、必要あらば炭素系還元材および鉄源と共に電気炉に装入,加熱してNiおよびFeを主成分とするメタルを得る一方、V分の濃縮されたスラグは加熱機能および/または攪拌機能を有する容器に移注し、Siおよび/またはAlを必要あらば鉄源と共に投入しスラグのV分を還元してFeとVを主成分とするメタルを得ることを特徴とする使用済触媒からの有用金属の回収方法。【請求項 3】 昇華後回収されたMo粉末を加圧成型して製鉄原料とすることを特徴とする請求項2記載の使用済触媒からの有用金属の回収方法。【請求項 4】 昇華後回収されたMo粉末を炭素系還元材および必要あらば鉄源、造滓剤と共に溶融炉に装入、加熱してFeおよびMoを主成分とするメタルを得ることを特徴とする請求項2記載の使用済触媒からの有用金属の回収方法。
IPC (9件):
C22B 7/00 ,  B01J 38/00 301 ,  C22B 1/248 ,  C22B 5/04 ,  C22B 5/10 ,  C22B 5/16 ,  C22B 23/02 ,  C22B 34/22 ,  C22B 34/34
FI (9件):
C22B 7/00 B ,  B01J 38/00 301 C ,  C22B 1/248 ,  C22B 5/04 ,  C22B 5/10 ,  C22B 5/16 ,  C22B 23/02 ,  C22B 34/22 ,  C22B 34/34
Fターム (13件):
4K001AA10 ,  4K001AA17 ,  4K001AA19 ,  4K001AA28 ,  4K001BA22 ,  4K001DA05 ,  4K001DA06 ,  4K001GA07 ,  4K001GA16 ,  4K001GA18 ,  4K001HA01 ,  4K001HA02 ,  4K001HA03

前のページに戻る