特許
J-GLOBAL ID:200903040607023791

徐放性農薬粒剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八木田 茂 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-305745
公開番号(公開出願番号):特開平8-143402
出願日: 1994年11月16日
公開日(公表日): 1996年06月04日
要約:
【要約】【目的】 従来製造された徐放性の農薬粒剤と違って、簡便な方法で製造でき且つ農薬活性成分の本来有する防除効果を低減させずに該農薬活性成分による薬害が軽減又は防止されるように徐放性を付与された新規な農薬粒剤を提供する。【構成】 50°C以上の融点をもつ固体状の農薬活性成分の粒子と非晶質シリカの粒子と補助剤成分との混合物を造粒して成る農薬粒剤であって、該混合物中の非晶質シリカの含量は、該補助剤成分のすべてが固体である場合には、該混合物の全体重量の5〜50%(重量)の範囲にあり、あるいは該補助剤成分の1種又はそれ以上が液状物質である場合には、その混合物に含まれる非晶質シリカの含量は、該シリカの含量から該液状物質の含量を差し引いた差の値が該混合物の5〜50%(重量)の範囲にあり、しかも何れの場合も該シリカの含量は水中における前記の粒剤からの農薬活性成分の溶出に徐放性を付与する量であることを特徴とする、徐放性農薬粒剤が得られた。本発明の徐放性農薬粒剤は農薬有効成分の溶出が制御されることにより、薬害軽減及び長期間の薬効持続が可能となり、しかも従来の一般的な設備と製造方法で簡便に且つ経済的に調製できる。
請求項(抜粋):
50°C以上の融点をもつ固体状の農薬活性成分の粒子と非晶質シリカの粒子と1種又はそれ以上の補助剤成分との混合物を造粒して成る農薬粒剤であって、該混合物に含まれる非晶質シリカの含量は、該混合物に含まれる補助剤成分のすべてが固体である場合には、該混合物の全体重量に基づいて5〜50%(重量)の範囲にあり且つ水中に入れた前記の粒剤からの農薬活性成分の溶出に徐放性を与えるのに足る量であり、あるいは該混合物に含まれる補助剤成分の1種又はそれ以上が液状物質である場合には、その混合物に含まれる非晶質シリカの含量は、該シリカの含量から該液状物質の含量を差し引いた差の値が該混合物の全体重量に基づいて5〜50%(重量)の範囲にあり且つ水中に入れた前記の粒剤からの農薬活性成分の溶出に徐放性を与えるのに足る量であることを特徴とする、徐放性農薬粒剤。
IPC (3件):
A01N 25/08 ,  A01N 25/12 ,  A01N 43/80 102

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