特許
J-GLOBAL ID:200903040628737352

摩擦溶接により製作した軸付き円板形部材及びその製作方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石戸 久子 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-512063
公開番号(公開出願番号):特表2003-505249
出願日: 2000年06月17日
公開日(公表日): 2003年02月12日
要約:
【要約】本発明は、挿通孔を備えた円板形部材と、軸とを、摩擦溶接によって接合して製作した軸付き円板形部材に関する。軸の外周壁の、円板形部材を接合する接合領域には、複数の段部が形成されており、それら段部の径は、軸心方向において次第に大きくなっている。円板形部材の挿通孔は、複数のウエブを備えている。それらウエブの径は、軸心方向において次第に大きくなっており、2つのウエブの間には、円環状の凹部が形成されている。複数のウエブ及び複数の段部は、径方向の重なり代を有しており、軸と円板形部材とを溶接により接合することによって、それらウエブ及びそれら段部の部分に、複数の円環状の接合部が形成され、また、そのような接合部と接合部との間に円環状の空洞部が画成される。かかる空洞部は、中実部材として形成された軸付き円板形部材と比べた場合、軽量化に資するものであり、また、媒体流路の一部としても利用可能である。
請求項(抜粋):
断面円形であり、その外周壁の接合領域に複数の段部を備えており、それら複数の段部の外径が軸心方向に沿って見て次第に大きくなっている金属製の軸と、 本質的に回転対称形状であり、その回転軸心の部分に挿通孔を備えた円板形部材であって、該円板形部材と前記軸が接合された状態では、該挿通孔の軸心方向延在範囲と、前記軸の前記接合領域の軸心方向延在範囲とが対応する、円板形部材とを備え、 前記軸と前記円板形部材とが摩擦溶接により互いに接合されている、軸付き円板形部材において、 前記円板形部材(1、1’)の前記挿通孔(2)が複数の回転対称形状のウエブ(5、5’)を備えており、前記軸(3)と前記円板形部材(1、1’)とが溶接により互いに接合される前の状態におけるそれらウエブの内径(9、9’)は、接合後の状態においてそれらウエブに対向する前記軸(3)の複数の段部(8、8’)の夫々の外径(11、11’)よりも、溶接代(10、10’)に対応した分だけ小さくしてあり、 前記円板形部材(1、1’)の前記ウエブ(5、5’)が、摩擦溶接により前記軸(3)の前記段部(8、8’)に接合されており、それによって、隣り合った2つの前記ウエブ(5、5’)の間に円環状空洞部(13)が画成されている、 ことを特徴とする軸付き円板形部材。
IPC (2件):
B23K 20/12 ,  B23K103:04
FI (2件):
B23K 20/12 G ,  B23K103:04
Fターム (6件):
4E067AA02 ,  4E067BG00 ,  4E067DA13 ,  4E067EA07 ,  4E067EA08 ,  4E067EC06

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