特許
J-GLOBAL ID:200903040651516436

車輌用前照灯の反射鏡

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小松 祐治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-047650
公開番号(公開出願番号):特開平5-217402
出願日: 1992年02月04日
公開日(公表日): 1993年08月27日
要約:
【要約】【目的】 反射面の全面を有効に用いてすれ違いビームに特有のカットラインを、グレアを伴うことなく鮮明に形成しかつ水平線下の限定領域にフィラメント像を集めることによって明るさの中心領域を作り出す。【構成】 反射面1を光軸回りに3種類の反射領域群によって構成する。第1の反射領域群29A、29Dは、光軸を含む水平面に近接し、その面形状が焦点Fの回転放物面状をなす。また、第2の反射領域群29B、29Eの基本面は、光軸を含む水平面に対してカットライン角θをもって傾斜した平面内に基準放物線を有し、基準放物線の水平面への正射影上の任意の点に対してその焦点Fとは異なる光軸上の位置に焦点をもつ仮想放物面を、その光軸を含む鉛直面で切った交線の集合体である。残る第3の反射領域群29C、29Fは該基本面においてθ=0とした面形状をなす。尚、光軸を含む水平面の上側領域29B、29Cの焦点Eは、焦点Fより頂点O側に位置し、下側領域29E、29Fの焦点Dは焦点Fを挟んで焦点Eの反対側に位置する。
請求項(抜粋):
すれ違いビームを形成し得る車輌用前照灯の反射鏡の基本面が、(イ)光軸を含む水平面に対して一般に所定の角度をもって傾斜された平面内に基準放物線を有し、該基準放物線の頂点と焦点とを通る光軸上であって頂点に関して焦点と異なる点に基準点を有すること、(ロ)基準点から発したと仮定した光が基準放物線を水平面に投影した放物線上の任意の点で反射されたときの反射光の光線ベクトルに平行な光軸を有し、該反射点を通り基準点を焦点とする仮想的な回転放物面を、上記光線ベクトルを含み鉛直軸に平行な平面で切ったときの交線の集合体として曲面が形成されるようにした車輌用前照灯の反射鏡であって、(ハ)反射面が3つの反射領域群に区分けされること、(ニ)第1の反射領域群あるいは反射領域は、光軸を含む水平面に近接し、回転放物面状の面形状を為していること、(ホ)第2の反射領域群は、上記基本面に関して基準放物線を含む平面が水平面に対してカットライン角をもって傾斜した形状をなし、そのうち光軸を含む水平面より上側に位置する領域についてその基準点が基準放物線の焦点位置より頂点寄りの光軸上に位置し、光軸を含む水平面より下側に位置する領域についてその基準点が基準放物線の焦点に関して頂点から遠い側の光軸側に位置すること、(ヘ)第3の反射領域群は、上記基本面形状に関して基準放物線を含む平面が光軸を含む水平面とされた形状をなし、そのうち光軸を含む水平面より上側に位置する領域についてその基準点が基準放物線の焦点位置より頂点寄りの光軸上に位置し、光軸を含む水平面より下側に位置する領域についてその基準点が基準放物線の焦点に関して頂点から遠い側の光軸上に位置すること、(ト)フィラメントが反射鏡の光軸に沿って配置されるとともに、第2及び第3の反射領域群に係る基準点のうち点間距離が最大の点によって区分される光軸上の範囲内に、フィラメントの光軸への正射影が位置されること、を特徴とする車輌用前照灯の反射鏡。
IPC (3件):
F21M 3/08 ,  F21M 3/02 ,  F21M 3/18
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭62-047901
  • 特開昭62-285302
  • 特開昭59-103201

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