特許
J-GLOBAL ID:200903040702430299

ポリアリレート及びそのフィルム

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-111868
公開番号(公開出願番号):特開平11-302364
出願日: 1998年04月22日
公開日(公表日): 1999年11月02日
要約:
【要約】【課題】 従来の樹脂では不十分であった透明性、低複屈折、高耐熱性、耐摩耗性といった性能を兼備した新規なポリアリレートを提供する。及びこの樹脂よりなりこれら性能を兼備したフィルムを提供する。【解決手段】 2価フェノール残基とジカルボン酸残基より構成されていて、2価フェノール残基が全2価フェノール残基中スピロビクロマン構造を有する2価フェノール残基を0.05モル%以上を含有するものであり、ジカルボン酸残基がテレフタル酸又はテレフタル酸とイソフタル酸との混合物に由来する残基からなるものであり、インヘレント粘度(ηinh.)が0.25〜2.50であることを特徴とするポリアリレート、及びこの樹脂よりなるフィルム。
請求項(抜粋):
2価フェノール残基とジカルボン酸残基より構成されていて、2価フェノール残基が構造式(1)で示される2価フェノール残基と一般式(2)で示される2価フェノール残基より構成されており、これらのモル分率が式(3)を満足するものであり、【化1】 0.05≦〔(a)/{(a)+(b)}〕≦1.00 (3)〔一般式(2)中、R,R’は各々独立に水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、ニトロ基からなる群から選ばれ、p,qはp+q=0〜8の整数、炭化水素基は炭素数1〜20の脂肪族基、脂環族基、芳香族基からなる群から選ばれる。Xは、単結合、酸素原子、硫黄原子、アルキレン基、アルキリデン基、シクロアルキレン基、シクロアルキリデン基、ハロ置換アルキレン基、ハロ置換アルキリデン基、フェニルアルキリデン基、置換フェニルアルキリデン基、カルボニル基、スルホニル基、カルボキシルアルキレン基、カルボキシルアルキリデン基、アルコキシカルボニルアルキレン基、アルコキシカルボニルアルキリデン基、フルオレン基、イサチン基、アルキルシラン基、ジアルキルシラン基からなる群から選ばれる。式(3)中、(a)は構造式(1)に示すフェノール残基のモル数であり、(b)は一般式(2)に示すフェノール残基のモル数を示す。〕ジカルボン酸残基がテレフタル酸又はテレフタル酸とイソフタル酸との混合物に由来する残基から構成されており、1,1,2,2-テトラクロロエタンを溶媒とする濃度1.0g/dlのポリアリレート溶液の25°Cにおけるインヘレント粘度(ηinh.)が0.25〜2.50であることを特徴とするポリアリレート。
IPC (3件):
C08G 63/672 ,  C08J 5/18 CFD ,  B29K 67:00
FI (2件):
C08G 63/672 ,  C08J 5/18 CFD

前のページに戻る