特許
J-GLOBAL ID:200903040704083073

潜伏性触媒の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-344787
公開番号(公開出願番号):特開平10-182798
出願日: 1996年12月25日
公開日(公表日): 1998年07月07日
要約:
【要約】【課題】 常温においては触媒作用を発現することなく長期間にわたって樹脂組成物を安定に保存することが可能であり、成形時に加熱すると優れた触媒作用を発揮して良好な硬化性及び高品質の成形品を与えることができる潜伏性触媒を、穏和な条件下で安価原料から高収率で製造する製造方法を提供する。【解決手段】 ホスホニウムボレートと、分子外に放出しうるプロトンを少なくとも1個以上分子内に有するn(n≧1)価のプロトン供与体とを有機溶媒中で反応させることを特徴とする一般式(3)で表される潜伏性触媒、ホスホニウムボレート(C)の製造方法。【化3】
請求項(抜粋):
一般式(1)で示されるホスホニウムボレート(A)、【化1】(ただし、式中、R1、R2、R3及びR4は、芳香環若しくは複素環を有する有機基又は1価の脂肪族基であり、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。また、 Y1、Y2、Y3及びY4は、芳香環若しくは複素環を有する有機基又は脂肪族基であり、それらのうち少なくとも1つは、炭素原指数が7以下のアルコキシ基であり、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。)と、一般式(2)で示される、分子外に放出しうるプロトンを少なくとも1個以上分子内に有するn(n≧1)価のプロトン供与体(B)、【化2】(ただし、式中、Yは分子内に1個以上のカルボキシル基を有するカルボン酸、または1分子内に1個以上の水酸基を有するフェノール化合物の群から選ばれるプロトン供与体がプロトンを1個放出してなる基を表す。)とを有機溶媒中で反応させることを特徴とする一般式(3)で表される潜伏性触媒(C)の製造方法。【化3】(ただし、式中、R5、R6、R7及びR8は、芳香環若しくは複素環を有する有機基又は1価の脂肪族基であり、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。また、 Y5、Y6、Y7及びY8は、芳香環若しくは複素環を有する有機基又は脂肪族基であり、それらのうち少なくとも1つは、分子内に1個以上のカルボキシル基を有するカルボン酸、または1分子内に1個以上の水酸基を有するフェノール化合物の群から選ばれるプロトン供与体がプロトンを1個放出してなる基であり、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。)
IPC (2件):
C08G 59/68 ,  C08G 73/12
FI (2件):
C08G 59/68 ,  C08G 73/12

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