特許
J-GLOBAL ID:200903040736979850

制御型の液封入式防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 蔦田 璋子 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-342619
公開番号(公開出願番号):特開平11-173372
出願日: 1997年12月12日
公開日(公表日): 1999年06月29日
要約:
【要約】【課題】 装置外径を小さく設計することが容易であり、しかも組立て時にオリフィス内の空気を簡単に抜くことができ、組立が容易な信頼性の高い制御型の液封入式防振装置を提供する。【解決手段】 外筒金具2の下部に、ダイヤフラム10を固着し、その上に仕切り部材12を嵌着して第2副液室11を形成し、仕切り部材の外周の凹部を第2のオリフィス6とする。仕切り部材12の上面中央部に、カラー金具15を有するダイヤフラム8を前記カラー金具の圧入により取着し、該ダイヤフラムと仕切り部材との間を圧力調整可能な空気室7とし、この上にカバー金具20を外筒金具2の内周に嵌合して被着し、カバー金具20と前記ダイヤフラム8の間を第1副液室9とし、その外方のカバー金具と仕切り部材および外筒金具により囲まれた部分を第1のオリフィス5として形成し、前記カバー金具を押えるように前記防振基体3を嵌着して固定し、主液室4を形成する。
請求項(抜粋):
振動源側の金具と支持側の外筒金具との間に介在するゴム弾性体よりなる防振基体と、この防振基体下方の外筒金具の内部において、該防振基体が室壁の一部をなす主液室と、主液室に通ずる第1および第2の2つのオリフィスと、第1および第2のオリフィスに連なりかつ空気室または外部との間を隔するダイヤフラムをもつ第1および第2の副液室を備える液封入式防振装置であって、前記外筒金具の下部にダイヤフラムがシール状態に固着され、これより上方の外筒金具の内周に仕切り部材が液密に嵌着され、該仕切り部材と前記ダイヤフラムとの間が第2副液室として形成されるとともに、この第2副液室から主液室に通じる第2のオリフィスが前記仕切り部材の外周部の凹部によって外筒金具との間で形成され、また前記仕切り部材の上面内方部には、環状のカラー金具を外周に固設してなる円形のダイヤフラムが、前記カラー金具の圧入手段によりセンタ軸心と同心の配置で取着され、該ダイヤフラムと仕切り部材との間が外部から圧力調整可能な空気室として形成され、前記ダイヤフラムの周縁部に対して押接するように形成されたカバー金具が、前記仕切り部材より上方の外筒金具内周に液密に嵌合して被着され、該カバー金具と前記ダイヤフラムの間が第1副液室として形成されるとともに、その外方のカバー金具と仕切り部材および外筒金具とにより画された環状部分が第1のオリフィスとして形成され、前記第1のオリフィスと前記第2のオリフィスとは、主液室に対する出入口を共通にして、かつ仕切り部材の上下において外筒金具内周に沿う周方向の流路がセンタ軸心と同心の配置によるドーナツ状をなすように形成され、さらに前記カバー金具の外周端部を外筒金具との間に挾圧するように前記防振基体の外周部が前記外筒金具に液密に嵌着されて組立て構成されてなることを特徴とする制御型の液封入式防振装置。
IPC (3件):
F16F 13/26 ,  B60K 5/12 ,  F16F 13/06
FI (3件):
F16F 13/00 630 D ,  B60K 5/12 F ,  F16F 13/00 620 U
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 流体封入式マウント装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-037182   出願人:東海ゴム工業株式会社
  • 特開平4-370432
  • 防振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-161712   出願人:株式会社ブリヂストン

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