特許
J-GLOBAL ID:200903040748335657
電流形コンバータの制御装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
長澤 俊一郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-142951
公開番号(公開出願番号):特開平8-019261
出願日: 1994年06月24日
公開日(公表日): 1996年01月19日
要約:
【要約】【目的】 電流形コンバータにおいて、負荷直流電流を所要値に追従させ、かつ、電源位相角も所要値に一致させるような制御装置を提供すること。【構成】 手段1により電源電圧瞬時値VS とスイッチ状態で定まる電圧ベクトルを計算し、手段2により、電圧ベクトルの実効成分と無効成分の平均値 aveVα, aveVβを求める。一方、手段4により、位相角指令値φ* と有効成分の平均値とから無効成分指令値Vβ* を得る。そして、手段3により電圧ベクトルの実効成分Vαと負荷電圧値V0 の差の極性と出力電流指令値iL * と直流電流値iL の差の極性が一致するか判別するとともに、手段5により無効成分Vβと指令値Vβ* の差の極性と、指令値Vβ* と無効成分の平均値の差の極性が一致するか判別し、それらが一致するような電圧ベクトルを選択して、手段6により半導体スイッチの開閉指令を得て、多相電流形コンバータ7を制御する。
請求項(抜粋):
多相交流より直流を得るコンバータの出力電流を指令値に一致させ、かつ電源電流の位相角を所要値に一致させる多相電流形コンバータの制御装置において、電源電圧瞬時値とスイッチ状態で定まる電圧ベクトルを計算する第1の手段と、選択された電圧ベクトルの実効成分と無効成分の平均値を求める第2の手段と、上記第1の手段で計算された電圧ベクトルに対し、その実効成分と負荷電圧値を比較し、その差の極性と出力電流指令値と直流電流値の差の極性が一致したとき出力を発生する第3の手段と、位相角指令値と上記第2の手段により得た電圧ベクトルの実効成分の平均値とから電圧ベクトルの無効成分の指令値を得る第4の手段と、上記電圧ベクトルの無効成分と第4の手段により得た電圧ベクトルの無効成分の指令値の差の極性と、無効成分指令値と第2の手段より得た電圧ベクトルの無効成分の平均値の差の極性が一致したとき出力を発生する第5の手段と、上記第3の手段と第5の手段が共に出力を発生する電圧ベクトルを選択する第6の手段とを備え、第6の手段により得られた電圧ベクトルにより多相コンバータを構成する半導体スイッチの開閉指令を得ることを特徴とする多相交流より直流を得る電流形コンバータの制御装置。
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