特許
J-GLOBAL ID:200903040758894891

共重合ポリカーボネートの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大谷 保
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-309261
公開番号(公開出願番号):特開平7-157556
出願日: 1993年12月09日
公開日(公表日): 1995年06月20日
要約:
【要約】【目的】エステル交換法により9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレンを共重合成分とするポリカーボネート共重合体を製造する場合における色調の低下等の問題を解決すること。【構成】一般式(1)【化1】で表される芳香族ジヒドロキシ化合物式(1)及び一般式(2)【化2】(式中の各記号は明細書に定義した通りである。)で表される芳香族ジヒドロキシ化合物(2)と炭酸エステルとからエステル交換法によって共重合ポリカーボネートを製造するにあたり、第一段階で芳香族ジヒドロキシ化合物(2)のエステル交換反応率を50%以上とし、第二段階で芳香族ジヒドロキシ化合物(1)のエステル交換反応をさせる共重合ポリカーボネートの製造方法。【効果】従来の単独重合ポリカーボネート及び共重合ポリカーボネート製造時の品質低下を防止することに成功した。
請求項(抜粋):
一般式(1)【化1】(ただし、X1 、Y1 はそれぞれ独立に水素、ハロゲン原子または炭素数1〜8の有機基を示し、m、nはそれぞれ独立に1〜4の整数であるが、複数である場合、X1 及びY1 はそれぞれ異なっていてもよい。)で表される芳香族ジヒドロキシ化合物(1)及び一般式(2)【化2】(ただし、Aは炭素数2〜15のアルキリデン基、炭素数1〜15のアルキレン基、炭素数5〜15のシクロアルキレン基、炭素数5〜15のシクロアルキリデン基、炭素数6〜15のアリーレン基、炭素数7〜15のアリールアルキレン基、単結合、-S-,-SO-,-SO2 -,-O-,-CO-結合もしくは式【化3】で表される結合を示し、X2 、Y2 はそれぞれ独立に水素、ハロゲン原子、または炭素数1〜8の有機基を示し、p、qはそれぞれ独立に1〜4の整数であるが、複数である場合、X2 及びY2 はそれぞれ異なっていてもよい。)で表される芳香族ジヒドロキシ化合物(2)と炭酸ジエステルとからエステル交換法によって共重合ポリカーボネートを製造するにあたり、第一段階として芳香族ジヒドロキシ化合物(2)と炭酸ジエステルとをエステル交換反応させ、芳香族ジヒドロキシ化合物(2)の反応率が50%以上となった後、第二段階として芳香族ジヒドロキシ化合物(1)を加えて更にエステル交換反応させることを特徴とする共重合ポリカーボネートの製造方法。
IPC (3件):
C08G 64/30 NPU ,  C08G 64/06 NPT ,  C08G 64/10 NQA

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