特許
J-GLOBAL ID:200903040771181608

複動油圧アクチュエ-タの自動停止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大浜 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-346433
公開番号(公開出願番号):特開平6-193608
出願日: 1992年12月25日
公開日(公表日): 1994年07月15日
要約:
【要約】【目的】 複動油圧アクチュエータの自動停止装置において、複動油圧アクチュエ-タの性能向上と操作性の改善を図る。【構成】 減速制御が実行されている状態下で作動限界位置の直前において人為的に複動油圧アクチュエ-タ1の作動を一旦停止させた後、複動油圧アクチュエ-タ1を再度作動限界位置側に向けて作動させる場合、上限値が規制された一旦停止時点におけるパイロット信号値は、必ず複動油圧アクチュエ-タ1を油圧制御弁3の低速制御領域3D,3Eの途中で且つキャリーオーバ油路が所定量以上に絞り込まれた状態まで操作するに足りるパイロット信号値と同一かそれより大きいことから、操作レバー18が再操作されると直ちに作動限界位置側へ向けて再作動を開始し、最終的には作動限界位置において油圧制御弁3が中立位置3Aに設定されることで自動停止される。
請求項(抜粋):
ポンプ油圧をタンク油路に接続するキャリーオーバ油路を開放するとともに一対の制御ポートを遮断した中立位置(3A)と、上記ポンプ油路及タンク油路をそれぞれ対応する上記一対の制御ポートに接続するとともに上記キャリーオーバ油路を遮断する切換位置(3B,3C)と、上記中立位置(3A)から切換位置(3B,3C)に至る間に上記ポンプ油路及びタンク油路の対応する制御油路への接続を漸増するとともに上記キャリーオーバ油路を絞り込む低速制御領域(3D,3E)とを備えてなりパイロット信号により切換操作される四方向三位置型のスプリングセンター式の油圧制御弁(3)と、操作レバー(18)を備え該操作レバー(18)の中立位置からの傾動操作量に対応して上記油圧制御弁(3)が切り換えられるように該操作レバー(18)の中立位置からの傾動操作量に対応する手動パイロット信号を上記油圧制御弁(3)に出力する手動パイロット信号発生部(15)と、上記油圧制御弁(3)の上記一対の制御ポートに接続された一対の給排油路を介して作動油が給排される複動油圧アクチュエータ(1)と、を備えた油圧制御装置において上記複動油圧アクチュエ-タ(1)の作動を所定の作動限界位置で自動停止させるための複動油圧アクチュエータの自動停止装置であって、上記複動油圧アクチュエ-タ(1)の上記作動限界位置に関する信号を出力する作動限界位置信号出力手段(12)と、上記複動油圧アクチュエ-タ(1)の作動の規制要因となる作業状態を検出する作業状態検出手段(11)と、上記作動限界位置信号出力手段(12)または上記作業状態検出手段(11)あるいは該作動限界位置信号出力手段(12)と作業状態検出手段(11)の双方からの出力信号に基づいて上記作動限界位置よりも作動方向の手前側に設定される上記複動油圧アクチュエ-タ(1)の制動領域に関する制動領域信号を出力する制動領域信号出力手段(13)と、上記複動油圧アクチュエ-タ(1)の現在の作動状態に関連する実際値を検出する実際値検出手段(14)と、上記手動パイロット信号発生手段(15)から上記油圧制御弁(3)へのパイロット信号の伝達経路に介装され、上記制動領域信号出力手段(13)から出力される制動領域信号と上記実際値検出手段(14)から出力される実際値とに基づき上記複動油圧アクチュエ-タ(1)の現在の作動状態が制動領域に達した状態であると判断される場合に上記油圧制御弁(3)に伝達される上記パイロット信号の上限値を、上記複動油圧アクチュエ-タ(1)の作動状態がその作動限界位置に対応する状態に達する直前においては上記複動油圧アクチュエ-タ(1)を上記低速制御領域(3D,3E)の途中で且つ上記キャリーオーバ油路が所定量以上に絞り込まれた状態まで操作するに足りる値に設定すべく漸減規制するとともに、上記複動油圧アクチュエ-タ(1)の作動状態が上記作動限界位置に対応する状態に達した時には上記油圧制御弁(3)を中立位置(3A)となさしめ得る値に規制するパイロット信号上限値規制手段(16)と、を備えたことを特徴とする複動油圧アクチュエータの自動停止装置。
IPC (3件):
F15B 11/08 ,  B66C 15/00 ,  F15B 11/00
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開平1-234603
  • 特開平1-182604
  • 特開平4-266604
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