特許
J-GLOBAL ID:200903040799979532

複素環式の縮合環ピリミジン誘導体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-500390
公開番号(公開出願番号):特表平10-508875
出願日: 1995年06月07日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】式(I)(式中、ZとYは本文中に定義したとおりである)の化合物、ならびに前記化合物の立体異性体、医薬用として許容しうる塩、およびプロドラッグ。式(I)の化合物は、哺乳動物におけるガンやアクネ等の過増殖性疾患の治療に有用である。
請求項(抜粋):
式〔式中、 Yは、それが結合している炭素原子と一緒になって5員または6員の、必要に応じて不飽和もしくは芳香族の環を形成し、このとき前記環は、必要に応じて(R3)pおよび/またはR4基で置換されていて、ヘテロ原子の少なくとも1つがNであるという条件にてS、O、およびNから選ばれる1〜3個のヘテロ原子を含み; ZはNR1R2であり、このときR1はHであって、R2は(R5)mまたはQで置換されたフェニルであり、あるいはR1R2Nが式で示される基であって、このとき点線は、必要に応じて二重結合であってもよいことを示しており; 各R3は、Y中の炭素原子に結合していて、 a. 水素、トリフルオロメチル、ハロ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、(C1-C4)アルキル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C4)アルコキシカルボニル、(C1-C4)アルカノイルオキシ、(C1-C4)アルカノイアミノ、カルボキシ、フェノキシ、ベンゾイルオキシ、カルバモイル、モノ-N-もしくはジ-N,N-ジ-(C1-C4)アルキルカルバモイル、モノ-N-もしくはジ-N,N-(C1-C4)アルキルアミノ、モノ-N-もしくはジ-N,N-(ヒドロキシ(C2-C4)アルキル)アミノ、モノ-N-もしくはジ-N,N-((C1-C4)アルコキシ(C2-C4)アルキル)アミノ、アニリノ、ピロリジン-1-イル、ピペリジン-1-イル、モルホリノ、ピペラジン-1-イル、4-(C1-C4)アルキルピペラジン-1-イル、ピリジル、ピロロ、イミダゾロ、チアゾロ、ベンズイミダゾロ、ピリドニル、(C1-C4)アルキルチオ、フェニルチオ、または(C1-C4)アルキル上が置換されているような基; b. ヒドロキシ(C2-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル、(C1-C4)アルコキシ-(C2-C4)アルコキシ-(C1-C4)アルキル、ヒドロキシ(C2-C4)アルキルチオ(C1-C4)アルキル、(C1-C4)アルコキシ(C2-C4)アルキルチオ(C1-C4)アルキル、ヒドロキシアミノ、ベンゾイルアミノ、モノ-N-もしくはジ-N,N-(C1-C4)アルキルカルバモイルメチルアミノ、カルバモイルメチルアミノ、(C1-C4)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C4)アルカノイルアミノ、カルボキシメチルアミノ、(C1-C4)アルコキシカルボニルメチルアミノ、(C1-C4)アルコキシアミノ、(C2-C4)アルカノイルオキシアミノ、フェニル(C1-C4)アルキルアミノ、(C1-C4)アルキルスルホニルアミノ、ベンゼンスルホンアミド、3-フェニルウレイド、2-オキソピロリジン-1-イル、2,5-ジオキソピロリジン-1-イル、ウレイド、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキルカルボニルアミノ、(C1-C4)アルキルスルフィニル、(C1-C4)アルキルスルホニル、(C1-C4)アルコキシ(C2-C4)アルキルチオ、モノ-、ジ-、もしくはトリフルオロメチルオキシ、(C1-C4)アルキレンジオキシ、ベンジルオキシ、グアニジノ、アミノカルボニル、モノ-N-もしくはジ-N,N-(C1-C4)アルキルアミノカルボニル、フェニル(C1-C4)アルコキシ、カルボキシメトキシ、(C1-C4)アルコキシカルボニルメトキシ、カルバモイルメトキシ、モノ-N-もしくはジ-N,N-(C1-C4)アルキルカルバモイルメトキシ、モノ-N-もしくはジ-N,N-(ヒドロキシ(C2-C4)アルキル)カルボキサミド、モノ-N-もしくはジ-N,N-((C1-C4)アルコキシ(C2-C4)アルキル)カルボキサミド、またはビス((C1-C4)アルカンスルホニル)アミド;あるいは c. (C2-C4)アルコキシ、(C2-C4)アルキルチオ、(C2-C4)アルカノイルオキシ、(C2-C4)アルキルアミノ、(C1-C4)アルキル(C1-C4)アルキレンジオキシ、(C2-C4)アルカノイルアミノ、(C2-C4)アルケニル、または(C2-C4)アルキニル;アミノ、ハロ、ヒドロキシ、(C2-C4)アルカノイルオキシ、(C1-C4)アルコキシ、モノ-N-もしくはジ-N,N-(C1-C4)アルキルアミノ、モノ-N-もしくはジ-N,N-(ヒドロキシ(C2-C4)アルキル)アミノ、モノ-N-もしくはジ-N,N-((C1-C4)アルコキシ(C2-C4)アルキル)アミノ、(C1-C4)アルカノイルアミノ、フェノキシ、アニリノ、イミダゾール-1-イル、フェニルチオ、ピペリジノ、ピリジル、カルボキシ(C1-C4)アルキルチオ(C2-C4)アルコキシ、モルホリノ、ピペラジン-1-イル、4-(C1-C4)アルキルピペラジン-1-イル、カルボキシ、(C1-C4)アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノ-N-もしくはジ-N,N-(C1-C4)アルキルカルバモイル、カルボキサミド、モノ-N-もしくはジ-N,N-(C1-C4)アルキルカルボキサミド、またはモノ-N-もしくはジ-N,N-(ヒドロキシ(C2-C4)アルキル)カルボキサミドで置換された前記の各基;およびR3置換基中のいずれかのフェニルが、必要に応じてハロ、ニトロ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C4)アルキル、アミノ、モノ-N-アルキルアミノ、またはN,N-ジアルキルアミノでモノ置換もしくはジ置換されている基;から独立的に選ばれ; R4は、Y中のN原子に結合していて、 水素、(C1-C4)アルキル、(C1-C4)アルコキシカルボニル、(C1-C4)アルカノイル、(C1-C4)アルキルスルホニル、アリールスルホニル、またはアリル;アミノ、ハロ、ヒドロキシ、(C2-C4)アルカノイルオキシ、(C1-C4)アルコキシ、モノ-N-もしくはジ-N,N-(C1-C4)アルキルアミノ、モノ-N-もしくはジ-N,N-(ヒドロキシ(C2-C4)アルキル)アミノ、モノ-N-もしくはジ-N,N-((C1-C4)アルコキシ(C2-C4)アルキル)アミノ、(C1-C4)アルカノイルアミノ、フェノキシ、アニリノ、イミダゾール-1-イル、フェニルチオ、ピペリジノ、モルホリノ、ピペラジン-1-イル、4-(C1-C4)アルキルピペラジン-1-イル、フェニル、ピリジル、ピロロ、イミダゾロ、チアゾロ、ベンズイミダゾロ、ピリドニル、カルボキシ、(C1-C4)アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノ-N-もしくはジ-N,N-(C1-C4)アルキルカルバモイル、カルボキサミド、モノ-N-もしくはジ-N,N-(C1-C4)アルキルカルボキサミド、またはモノ-N-もしくはジ-N,N-(ヒドロキシ(C2-C4)アルキル)カルボキサミドで置換された(C2-C4)アルキル、(C2-C4)アルカノイル、(C2-C4)アルコキシカルボニル、または(C2-C4)アルキルスルホニルの各基;およびR4置換基中のいずれかのフェニルが、必要に応じてハロ、ニトロ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C4)アルキル、アミノ、モノ-N-アルキルアミノ、またはN,N-ジアルキルアミノでモノ置換もしくはジ置換されている基;から独立的に選ばれ、但しR4は、フラノシル、ピラノシル、またはシクロペンチルではなく; 各R5は、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ハロ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、アジド、イソチオシアノ、(C1-C4)アルキル、フェニル、チエニル、(C1-C4)アルコキシ、ベンジルオキシ、フェノキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C4)アルキレンジオキシ、シアノ、ベンゾイルアミノ、トリフルオロメチルカルボニルアミノ、(C1-C4)アルカノイルアミノ、(C1-C4)アルカノイル、N-(C1-C4)アルキルアミノ、N,N-ジ-(C1-C4)アルキルアミノ、(C1-C4)アルキルスルホニルアミノ、トリフルオロメチルスルホニルアミノ、(C1-C4)アルキルチオ、(C1-C4)アルキルスルフィニル、(C1-C4)アルキルスルホニル、ピロール-1-イル、ピペリジン-1-イル、またはピロリジン-1-イルから独立的に選ばれ、このとき前記のフェニル、ベンジルオキシ、フェノキシ、およびベンゾイルアミノは、必要に応じて、ハロ、ニトロ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、または(C1-C4)アルキルでモノ置換されており、前記(C1-C4)アルキレンジオキシは、両端がベンゼン部分上の隣接炭素に結合しており; 各R6は、ヒドロキシ、アミノ、N-モノ-もしくはN,N-ジ-(C1-C4)アルキルアミノ、スルホ、または(C1-C4)アルコキシ(但し、これらの基は、環窒素に直接隣接している環炭素には結合しない)から独立的に選ばれるか、あるいは各結合に対するR6が独立的に、カルボキシ、ヒドロキシ(C1-C4)アルキル、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル、アミノ(C1-C4)アルキル、モノ-N-もしくはジ-N,N-(C1-C4)アルキルアミノ(C1-C4)アルキル、モルホリノ(C1-C4)アルキル、4-(C1-C4)アルキル-ピペラジン-1-イル(C1-C4)アルキル、カルボキシ(C1-C4)アルキル、(C1-C4)アルコキシカルボニル、スルホ(C1-C4)アルキル、ピリジル(C1-C4)アルキル、または(C1-C4)アルキルであり; mは1〜3の整数であり; nは0、1、または2であり; pは0または1〜3の整数であり; 但しこのとき、Yが、式I中の矢印で示されている方向にて-CR3=N-CR3=CR3-であり、p=0であり、m=1であり、そしてZがフェニルで置換されているとき、R5は、4-エトキシ、4-メトキシ、4-トリフルオロメトキシ、4-t-ブチル、または4-イソプロピルではなく; Qは、9員もしくは10員の二環式ヘテロアリール環状成分またはそれらの水素化誘導体であって、1つまたは2つの窒素ヘテロ原子を含み、そして必要に応じて、窒素、酸素、およびイオウから選ばれるヘテロ原子をさらに含み、あるいはQは、9員もしくは10員の二環式アリール成分またはそれらの水素化誘導体であって、複素環式成分、アリール成分、またはそれらの水素化誘導体が、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、アミノ、ニトロ、カルバモイル、(C1-C4)アルキル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C4)アルキルアミノ、ジ-[(C1-C4)アルキル]アミノ、(C2-C4)アルカノイルアミノ、(C2-C4)アルケニル、および(C2-C4)アルキニルから選ばれる1つまたは2つの置換基を必要に応じて有していてもよく; 但しこのとき、Yが、式I中の矢印で示されている方向にて-NR4-CR3=CR3-であり、R3=CH3であり、そしてR4=Hであるとき、R5は、4-CH3、3,5-(CH3)2、2,6-(CH3)2、2-C2H5、4-C2H5、4-n-C4H9、2-Cl、4-Cl、3,4-Cl2、2-F、または3-CF3ではない〕で示される化合物、ならびに前記化合物の立体異性体、医薬用として許容しうる塩、およびプロドラッグ。
IPC (6件):
C07D471/04 117 ,  C07D473/34 361 ,  C07D487/04 140 ,  A61K 31/505 ACV ,  A61K 31/505 ADV ,  A61K 31/52
FI (6件):
C07D471/04 117 Z ,  C07D473/34 361 ,  C07D487/04 140 ,  A61K 31/505 ACV ,  A61K 31/505 ADV ,  A61K 31/52
引用特許:
審査官引用 (1件)

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