特許
J-GLOBAL ID:200903040822733058
血圧監視装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
池田 治幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-004806
公開番号(公開出願番号):特開平8-191803
出願日: 1995年01月17日
公開日(公表日): 1996年07月30日
要約:
【要約】【目的】 生体にそれほど負担を強いることなく血圧監視が可能な血圧監視装置を提供する。【構成】 位相差算出手段80により一対の脈波センサにより検出される脈波の位相差DCPが算出されると、位相差血圧対応関係決定手段82において、位相差DCPと血圧値との間の位相差血圧対応関係が決定され、血圧測定終了手段84により、血圧測定手段72による血圧測定開始時に位相差血圧対応関係から監視血圧値決定手段76により決定された監視血圧値MBPに基づいて得られた位相差DM と位相差算出手段80により得られた位相差DCPとの差が、予め設定された判断基準値α以内であるときは血圧測定手段72による血圧測定が終了させられる。したがって、圧脈波血圧対応関係のずれが少ない状態では、圧脈波血圧対応関係を再決定するための血圧測定が不要に実行されることが解消されるので、カフを用いた血圧値測定頻度が低減され、生体に対する負担が軽減される。
請求項(抜粋):
生体に装着されたカフの圧迫圧力を変化させ、該圧迫圧力の変化過程において発生する脈拍同期波の変化に基づいて生体の血圧値を測定する血圧測定手段と、前記生体の動脈に押圧されて該動脈から発生する圧脈波を検出する圧脈波センサと、前記血圧測定手段を所定の周期で起動させることにより、該圧脈波センサによって検出された圧脈波の大きさと該血圧測定手段によって測定された血圧値との圧脈波血圧対応関係を決定する圧脈波血圧対応関係決定手段と、該圧脈波血圧対応関係から、実際の圧脈波に基づいて監視血圧値を逐次決定する監視血圧値決定手段とを備えた血圧監視装置であって、前記生体の相互に異なる部位において該生体の心拍に同期して発生する脈波をそれぞれ検出する一対の脈波センサと、該一対の脈波センサにより検出される各脈波の位相差を算出する位相差算出手段と、該位相差算出手段により算出された位相差と、前記血圧測定手段により測定された血圧値との間の位相差血圧対応関係を決定する位相差血圧対応関係決定手段と、前記血圧測定手段による血圧測定開始時に前記位相差血圧対応関係から前記監視血圧値決定手段により決定された監視血圧値に基づいて得られた位相差と、前記位相差算出手段により得られた位相差との差が、予め設定された判断基準値以内であるときは前記血圧測定手段による血圧測定を終了させる血圧測定終了手段と、を含むことを特徴とする血圧監視装置。
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