特許
J-GLOBAL ID:200903040828526119

自燃植物素材遠赤外線乾溜炭化装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-090516
公開番号(公開出願番号):特開2004-285358
出願日: 2004年02月28日
公開日(公表日): 2004年10月14日
要約:
自燃植物素材遠赤外線乾溜炭化装置【課題】自燃力のある植物素材を燃やすことなく有用な炭化材として再生するために遠赤外線の力を借りた乾溜反応炭化の装置を提供する。【解決手段】素材が自然流下する角度を有する斜傾炉は、有意の長さの近半円筒形に構成され、下方位置天井壁に燃焼ガス出口を設けて煙突と連結して強い負圧が働く機構で、内部を遠赤外線放射力の強い炉壁で構築されている。炉上方の天井壁に複数の新機構の電熱体が敷設され、その下方位置天井に複数の上向き空気噴射口を備えている。有意量の窒素ガスと共に投入された素材は急激に熱せられて乾溜ガスを発生しながら流下する。乾溜ガスは上昇し下方に吸引されながら対向流空気の酸素と燃焼反応して発熱が加わり炉壁を熱し高温の遠赤外線の放射が強まり無酸素窒素ガス雰囲気並に乾溜ガスの過熱蒸気雰囲気との相乗作用で化学反応的乾溜作用によって効率的に炭化が進行する直火型の乾溜炭化法装置である。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
対象素材が自然流下する角度を有する斜傾炉は、有意の巾と長さの平面炉床と有意の高さの近半円形の天上壁で覆われ、炉床には複数の素材がバウンドする傾斜突起が設けられ、炉の天井壁下方位置上部に燃焼ガス排出口が設けられ、接続して天井壁外上部に煙突機能通路が設けられた上方端に立上り煙突が設けられ強い吸引力を備えている。炉上方端の素材供給口に接続して、内部に放射状仕切枡板と側板で作られた回転円形供給装置と、それに隣接して窒素ガス注入口が設置され、炉内に空気の供給を遮断しながら原料素材の供給をコンとローし、炉下方端天井壁上部から空気を含んだ水ワッシャワーを、炉床に斜めとなる垂直方向に噴射して炭化処理材の移動を進め、急速に冷却しながら炉内へ空気の流入を防いでいる。 傾斜炉の内壁と天井壁外上部の煙突機能通路内壁は、高率の遠赤外線を放射する複数の鉱石紛と、耐熱キャスターやアルミナセメントを混錬して構築される輪切りブロック状に形成され、ファインセラミックス状に窒素ガス置換焼結する。 炉天井壁上方位置炉壁に有意の条溝複数を設け新機構の電熱体を敷設して発熱部位とし、下方途中位置に複数の水平的上方に向けた高圧空気噴射装置が設けられる。 前述機構により、発熱部からの熱線を受けて素材は急激に乾溜ガスを発生し設定された強力な負圧に引かれて、天井壁に沿って下降しながら天井壁上部に設けられた噴射装置からの高圧空気と対向衝突しガス内の可燃ガスと燃焼反応して熱を発生し炉壁を熱し、素材の乾溜を進め煙突へ吸引される。熱せられた炉壁からは強い遠赤外線輻射熱線が放射され乱反射し、流下し流動する素材には、輻射熱線の直射、そして熱風の対流熱、または炉床からの伝導熱とあらゆる方向から加熱されるが、炉内は酸素欠乏状態なので、素材は燃えることなく急速に乾溜されて炭化が進行する機構構成と機能を有する構造であることを特徴とする、自燃植物素材遠赤外線乾溜炭化装置。
IPC (2件):
C10B53/02 ,  H05B3/66
FI (2件):
C10B53/02 ,  H05B3/66
Fターム (5件):
3K092PP09 ,  3K092PP20 ,  3K092TT19 ,  3K092VV40 ,  4H012JA04
引用特許:
出願人引用 (4件)
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