特許
J-GLOBAL ID:200903040881514688

ヒートポンプ式空気調和機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩橋 文雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-261162
公開番号(公開出願番号):特開2000-088363
出願日: 1998年09月16日
公開日(公表日): 2000年03月31日
要約:
【要約】【課題】 冷房運転に室内熱交換器が保有する性能を最大限引き出す。【解決手段】 パルス式電動膨張弁EVを全開として圧縮機1を運転開始し、所定時間△τ経過した時点での室内出口配管温度t2と室内入口配管温度t1との出入口温度差△tを第1基準温度差△to1として、その後の圧縮機1の運転継続中における出入口温度差△tから第1基準出入口温度差△to1を減算した結果を検知過熱度SHとする。そして、検知過熱度SHが第1所定過熱度SH1以上になるまでパルス式電動膨張弁EVの開度を小さくしていき、検知過熱度SHが第1所定過熱度SH1以上になった時点でのパルス式電動膨張弁EVの開度pls1に対して第1所定開度△pls1だけ逆に大きく設定する。これにより、室内熱交換器7出口の冷媒過熱度が大きく確保されることがなく、ほぼ過熱度SH=0の状態に近づけることが可能となるため、熱交換器の保有している性能は最大限に発揮され得る。
請求項(抜粋):
圧縮機と室外熱交換器と室外送風機と膨張弁とからなる室外ユニットと、冷媒分流器と室内熱交換器と室内送風機とからなる室内ユニットとから構成され、かつ前記圧縮機,前記室外熱交換器,前記膨張弁,前記冷媒分流器,前記室内熱交換器,前記圧縮機を順次冷媒配管にて環状に接続して冷媒を循環させる冷房サイクルにおいて、前記膨張弁と前記冷媒分流器との間の冷媒配管に設置した室内入口配管温センサと、前記室内熱交換器の出口集合配管に設置した室内出口配管温センサと、前記室内入口配管温センサ、及び前記室内出口配管温センサからの出力を温度信号に変換する配管温検出手段と、前記冷房サイクルの運転モードを検出する運転モード検出手段と、前記圧縮機の運転開始から所定時間経過した時に信号を出力する時間検出手段と、前記圧縮機の運転/停止を行う圧縮機制御手段と、前記膨張弁の開度制御を行う膨張弁制御手段と、前記配管温検出手段と前記運転モード検出手段と前記時間検出手段とからの信号をもとに前記圧縮機制御手段と前記膨張弁制御手段とを制御する第1制御手段とを備え、前記第1制御手段は、前記運転モード検出手段により冷房モードを検出した時に、前記膨張弁制御手段により前記膨張弁を全開にさせて前記圧縮機制御手段により前記圧縮機の運転を開始させ、その後前記時間検出手段により前記圧縮機の運転開始から所定時間経過したことを検知した時点での前記配管温検出手段により検出した室内出口配管温度と室内入口配管温度との出入口温度差を第1基準温度差とし、その後の前記圧縮機の運転継続中における前記配管温検出手段により検出した室内出口配管温度と室内入口配管温度との出入口温度差から前記第1基準温度差を減算した結果を検知過熱度として、前記検知過熱度が第1所定過熱度以上になるまで前記膨張弁制御手段により前記膨張弁の開度を小さくしていき、前記検知過熱度が前記第1所定過熱度以上になった時点での前記膨張弁の開度より第1所定開度だけ大きい開度を求め、その求められた開度をその後の前記膨張弁の開度にするよう前記膨張弁制御手段を制御することを特徴とするヒートポンプ式空気調和機。
IPC (3件):
F25B 1/00 304 ,  F25B 1/00 ,  F25B 13/00 104
FI (3件):
F25B 1/00 304 L ,  F25B 1/00 304 Q ,  F25B 13/00 104
Fターム (6件):
3L092GA11 ,  3L092JA03 ,  3L092JA09 ,  3L092KA06 ,  3L092KA16 ,  3L092LA06

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