特許
J-GLOBAL ID:200903040887143096

回転陽極X線管

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-222444
公開番号(公開出願番号):特開2000-040480
出願日: 1998年07月23日
公開日(公表日): 2000年02月08日
要約:
【要約】【課題】 焦点位置の移動量を低減させた回転陽極X線管を提供する。【解決手段】 回転陽極(20)が、ターゲット(3)と、これを支持するロータ(4)と、これを支持する回転軸(5)と、回転軸(5)を回転自在に支持する軸受(6)と、軸受(6)の外輪(30)を固定する固定部(21)とから成り、固定部(21)が2層の円筒部、即ち内円筒部(31)と外円筒部(32)から成り、両円筒部の陰極側端部が接合され、内円筒部(31)が軸受(6)の外輪(30)を固定し、外円筒部(32)が外囲器に支持されている。この構成では、ターゲットの温度上昇時に、固定部の内円筒部は焦点位置を陽極側へ移動させるように熱膨張する。
請求項(抜粋):
ターゲットを有する陽極と、前記ターゲットに対向して配置され、前記ターゲット上に焦点を形成するための熱電子ビームを放出する陰極と、該陰極と前記陽極とを真空気密に内包し支持する外囲器とを具備し、前記陽極が前記ターゲットと、該ターゲットとを支持するロータと、該ロータを支持する回転軸と、該回転軸を内輪部にて回転自在に支持する軸受と、該軸受の外輪部を固定する底付円筒状の固定部とから成り、該固定部の端部が前記外囲器によって支持されている回転陽極X線管において、前記ロータ及び固定部のうちの少なくとも一方が、ターゲットが加熱されたときに、陽極方向へ熱膨張する構造を具備し、その陽極方向への熱膨張により焦点位置の陰極方向への移動量を低減することを特徴とする回転陽極X線管。

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