特許
J-GLOBAL ID:200903040889286943

低降伏比を有する低温靱性に優れた高強度ラインパイプ用鋼

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-017302
公開番号(公開出願番号):特開平8-209287
出願日: 1995年02月03日
公開日(公表日): 1996年08月13日
要約:
【要約】【目的】 HAZ靱性、現地溶接性の優れた引張強さ950MPa以上(API規格X100超)の低降伏比・高強度ラインパイプ用鋼を提供する。【構成】 低C-高Mn-Ni-Cu-Mo-Nb-Ti系で、そのミクロ組織がマルテンサイト・ベイナイトと分率にして20〜90%のフェライトの硬軟混合組織からなり、かつフェライト中に50〜100%の加工フェライトを含有し、5μm以下のフェライト粒径を有する鋼。またはこれを焼戻した鋼。【効果】 低温靱性、現地溶接性の優れた低降伏比・超高強度ラインパイプ(X100超)用鋼の製造が可能となった。その結果、パイフラインの安全性が著しく向上すると共に、パイプラインの施工能率、輸送効率ま向上が可能となった。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.05〜0.10%、Si:0.6%以下、Mn:1.7〜2.5%、P :0.015%以下、S :0.003%以下、Ni:0.1〜1.0%、Cu:0.8〜1.2%、Mo:0.35〜0.50%、Nb:0.01〜0.10%、Ti:0.005〜0.030%、Al:0.06%以下、N :0.001〜0.006%を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなり、下記式で定義されるP値が2.0以上、3.5以下の範囲にあり、さらにそのミクロ組織がマルテンサイト、ベイナイトおよびフェライトからなり、フェライト分率が20〜90%で、かつフェライト中に加工フェライトを50〜100%含有し、フェライト平均粒径が5μm以下であることを特徴とする低降伏比を有する低温靱性に優れた高強度ラインパイプ用鋼。P=2.7C+0.4Si+Mn+0.8Cr+0.45(Ni+Cu)+Mo+V-1
IPC (4件):
C22C 38/00 301 ,  C22C 38/16 ,  C22C 38/50 ,  C22C 38/58

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