特許
J-GLOBAL ID:200903040904300613

原子炉炉内機器の補修方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-167043
公開番号(公開出願番号):特開平8-029580
出願日: 1994年07月19日
公開日(公表日): 1996年02月02日
要約:
【要約】【目的】原子炉炉内機器の補修方法および装置において、中性子照射された金属材料を溶接またはレーザー溶融する際に発生する割れを防止し、かつその後の割れを発生しにくくする。【構成】原子炉圧力容器内部を構成する構造物の中性子照射を受けた金属材料の所定領域を原子空孔の移動開始温度から融点の範囲内の温度、例えば空孔が移動しかつ結晶粒界にHeバブルが形成されない温度で、所定時間加熱してHeを放出し、その後、溶接またはレーザー溶融することにより、入熱時の割れを防止し、かつ溶接後の供用期間中における割れ発生を抑制する。また溶接領域を、レーザー溶融、ノーブルメタルコーティングなどで表面改質することにより、Crリッチな析出物による耐食性の低下を防止する。
請求項(抜粋):
原子炉炉内機器及び構造物の所定領域における中性子照射を受けて劣化した金属材料を、加熱溶融を伴う補修処理を施して補修する原子炉炉内機器の補修方法において、前記中性子照射を受けて劣化した金属材料を、前記金属材料に形成された原子空孔が移動を開始する空孔移動開始温度からその金属材料の融点の範囲内において熱処理し、前記金属材料から不活性ガスを放出すること;前記熱処理の後、前記加熱溶融を伴う補修処理を施すことを特徴とする原子炉炉内機器の補修方法。
IPC (6件):
G21C 19/02 ,  B23K 9/00 501 ,  B23K 26/00 ,  C21D 9/00 ,  C22F 1/00 ,  G21C 17/00

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