特許
J-GLOBAL ID:200903040924330381
データ記録ディスク・ファイルのためのディジタル・サーボ制御の方法及び装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
坂口 博 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-003264
公開番号(公開出願番号):特開平10-214116
出願日: 1998年01月09日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 データ記録ディスク・ファイルにおいて、飽和シーク・モードにおけるサーボ・システムの改良型モデリングを使用して読み書きヘッドを位置決めするディジタル制御サーボ・システムを提供する。【解決手段】 VCMはヘッド位置に対する所定の関係とエージ及び温度とに従って変動する特性トルク係数を有し、サーボ・システムは、主として温度変化による低周波数変動を有する最大電流レベルにおける飽和シーク・モードでVCMを駆動する。サーボ・システムはVCM電流を表す推定VCM制御値を計算し、ヘッド位置及び速度を含むVCMの状態の推定値を計算し、アルゴリズム・モデルからヘッド位置及び速度の予測値を計算する。改良型モデリングによって、公称トルク係数とVCM電流ではなく飽和シーク・モードでのVCMの実トルク係数と電流の実最大レベルとを反映するようにアルゴリズム・モデルを変更する。
請求項(抜粋):
データ記録ディスク・ファイルが1つのデータ・トラックから目標データ・トラックまでヘッドをシーク再位置決めするボイス・コイル・モータ(VCM)アクチュエータを有し、前記VCMがヘッド位置に対する所定の関係に従って変動する特性トルク係数を有する、前記データ記録ディスク・ファイルのためのサーボ・システムが、ヘッド加速度をコイル電流に関連づける非飽和シーク・モードで前記VCMを駆動することができ、低周波数変動を有する最大電流レベルにおける飽和シーク・モードで前記VCMを駆動することができ、離散サンプル時点でヘッド位置サーボ情報(位置サンプル)をサンプリングし、目標トラックまでの移動距離を算出し、ヘッド位置及び速度を含むVCMの状態の現行推定値を前記位置サンプルから計算し、VCMの前記状態に関するアルゴリズム・モデルからヘッド位置及び速度の予測値を計算し、それらから前記VCMを駆動するディジタル制御信号を生成するサーボ・システムにおいて、飽和シーク・モードにおけるVCMとサーボ・システムの係数の差を補償する方法であって、1)飽和シーク・モードにおけるVCMとサーボ・システムの測定された前記差と公称値との比を表す少なくとも1つのスケーリング係数を記憶するステップと、2)前記スケーリング係数によって前記モデルをスケーリングするステップと、3)前記状態の前記スケーリングされた推定値と現行値から飽和シーク・モードにおけるVCMの状態の予測値を計算するステップとを含む方法。
引用特許:
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