特許
J-GLOBAL ID:200903040927755642
回転薬室型機関砲のプッシュスルー抽筒方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
前田 宏之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-048431
公開番号(公開出願番号):特開平10-227597
出願日: 1997年02月17日
公開日(公表日): 1998年08月25日
要約:
【要約】【課題】 射撃後に薬室に残つている薬莢は、射撃時に発生する高圧の発射ガスの作用で薬室に張りついている。このため、プッシュスルー方式の機関砲にあつては、薬莢の強度を高め、押し出すときに薬莢に変形が生ずることを防止する必要があり、必然的に薬莢の重量及び大きさが大きくなる。これにより、弾薬の収納スペースを増加し、更に、弾薬の装填力が増加することにもなる。【解決手段】 チャンバドラム2の間欠的回転により、ばね30を弾性的に圧縮させながら、カム面21の傾斜面21aと係合する係合部32aによつてウエイト部材32が次第に後方に押し込まれ、ウエイト部材32の打撃部32bが弾丸11を発射した後の薬室106 と合致したときに係合部32aがカム面21の段差21bに沿つて解放され、打撃部32bが、薬室106 内に残る薬莢12の後面12aに打撃を加え、薬莢12に抽筒方向の移動を与える。
請求項(抜粋):
砲身(1)を備える砲架(3)にチャンバドラム(2)が回転自在に支持され、該チャンバドラム(2)の同一円周上に複数の薬室(10)が形成され、回転移動する薬室(10)にランマ機構(4)によつて弾薬(7)を装填した後に射撃を行い、薬室(10)内に残る薬莢(12)を薬室(10)外に押し出す回転薬室型機関砲のプッシュスルー抽筒方法であつて、チャンバドラム(2)の薬室(10)の後面付近に設けられ、隣接する薬室(10)の間でチャンバドラム(2)の回転方向で次第に後方に突出する傾斜面(21a)及び段差(21b)からなるカム面(21)を有するカム部(20)と、新たな弾薬(7)の装填前で射撃後の薬莢(12)が残る薬室(106 )の位置として砲架(3)に固設され、ばね(30)によつて前方に常時付勢されるウエイト部材(32)を備え、ウエイト部材(32)が、カム面(21)と係合する係合部(32a)及び打撃部(32b)を有する衝撃機構(8)とを備え、チャンバドラム(2)の間欠的回転により、ばね(30)を弾性的に圧縮させながら、カム面(21)の傾斜面(21a)と係合する係合部(32a)によつてウエイト部材(32)が次第に後方に押し込まれ、新たな弾薬(7)の装填前で射撃後の薬莢(12)が残る薬室(106 )に前記打撃部(32b)が合致したときに該係合部(32a)がカム面(21)の段差(21b)に沿つて解放され、該打撃部(32b)が、弾丸(11)を発射した後の薬室(106 )内に残る薬莢(12)の後面(12a)に打撃を加え、該薬莢(12)に抽筒方向の移動を与えることを特徴とする回転薬室型機関砲のプッシュスルー抽筒方法。
IPC (2件):
FI (2件):
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