特許
J-GLOBAL ID:200903040973660079

アレーアンテナの制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-182680
公開番号(公開出願番号):特開平9-036638
出願日: 1995年07月19日
公開日(公表日): 1997年02月07日
要約:
【要約】【課題】 従来例に比較して、誤り率を小さくできるアレーアンテナの制御装置を提供する。【解決手段】 トレーニング信号を所定の間隔で発生する信号発生手段と、受信信号にウェイトベクトルを乗算して直接波信号と遅延波信号とを出力するビーム形成手段と、直接波信号と遅延波信号に含まれるトレーニング信号と信号発生手段で発生するトレーニング信号との差の2乗を最小にするウェイトべクトルを演算し、電力重み係数を演算して出力する適応制御手段と、直接波信号と遅延波信号とに電力重み係数を乗じて出力する乗算手段と、乗算手段から出力された信号を加算して出力する加算手段と、加算手段から出力された信号と電力重み係数とに基づいて、既知の状態遷移で推定される信号と加算手段から出力された信号との距離が最小になるように、ディジタル信号を推定して出力する最ゆう推定手段とを備えた。
請求項(抜粋):
送信局からディジタル信号に従ってディジタル変調された送信信号が送信された後、所定の配置形状で近接して並置された複数N個のアンテナ素子からなるアレーアンテナによって受信されたN個の受信信号から、最も早くアレーアンテナに到達する直接波信号と、上記直接波信号から遅延して到達する少なくとも1つの遅延波信号とを用いて上記送信信号を取り出すためのアレーアンテナの制御装置であって、上記送信信号に含まれるトレーニング信号と同一の信号を有するトレーニング信号を、所定の時間間隔で繰り返し周期的に発生して出力する信号発生手段と、上記各アンテナ素子によって受信されたN個の受信信号を成分とするN次元列ベクトルに対して、上記直接波信号と上記少なくとも1つの遅延波信号とに対応する複数のウェイトベクトルを乗算することによって、上記直接波信号と上記少なくとも1つの遅延波信号とを取り出して出力するビーム形成手段と、上記信号発生手段から繰り返し出力された各トレーニング信号と上記N次元列ベクトルとの間の相関ベクトルと、上記N次元列ベクトルの自己相関行列とに基づいて、上記ビーム形成手段から出力される上記直接波信号と上記少なくとも1つの遅延波信号にそれぞれ含まれる各トレーニング信号と、上記信号発生手段から繰り返し出力されるトレーニング信号との差の2乗が最小になるように、上記直接波信号と上記少なくとも1つの遅延波信号とにそれぞれ対応する複数のN次元のウェイトべクトルを演算して出力するとともに、上記演算されたウェイトベクトルに基づいて、上記直接波信号及び上記少なくとも1つの遅延波信号の電力の大きさにそれぞれ対応した複数の電力重み係数を演算して出力する適応制御手段と、上記ビーム形成手段から出力された上記直接波信号と上記少なくとも1つの遅延波信号とに対してそれぞれ、上記適応制御手段から出力された上記対応する複数の電力重み係数を乗じてそれぞれ出力する複数の乗算手段と、上記乗算手段から出力された複数の信号を加算して出力する加算手段と、上記加算手段から出力された信号と上記適応制御手段から出力された複数の電力重み係数とに基づいて、上記送信信号に含まれるディジタル信号の取り得る既知の状態遷移で推定される信号と上記加算手段から出力された信号との距離が最小になるように、上記受信信号に含まれるディジタル信号を推定して出力する最ゆう推定手段とを備えたことを特徴とするアレーアンテナの制御装置。
IPC (3件):
H01Q 3/26 ,  H04B 7/08 ,  H04B 7/26
FI (3件):
H01Q 3/26 Z ,  H04B 7/08 D ,  H04B 7/26 D

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