特許
J-GLOBAL ID:200903040999295379
高周波増幅器の非線形歪補償回路
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-141748
公開番号(公開出願番号):特開平6-350346
出願日: 1993年06月14日
公開日(公表日): 1994年12月22日
要約:
【要約】【目的】 高周波増幅器に適用され、非線形歪補償の広帯域化を図る。【構成】 非線形歪補償回路の各経路の線路長を等しくし、増幅器4a〜4c、分配器2〜2c、合成器3a〜3cがそれぞれに同じ回路構成を有するものを配置する。更に、梯子型90度ハイブリッド、分布定数線路、ダイオードからなる減衰器5a〜5cと移相器6a〜6cとを配置することで、信号と歪を反転出来るような構成とする。【効果】 非線形歪補償回路の各経路の線路長が等しく、増幅器、減衰器、移相器、分配器、合成器がそれぞれに同じ回路構成を有するものを配置するので、広周波数帯で電力レベル、位相の特性を合せられるため、信号と歪の電力レベル比及び、逆相の位相関係を保つことができ、広い周波数帯に渡り歪を良好に低減できる。
請求項(抜粋):
後段に接続される高周波増幅器の非線形性によって生じる相互変調歪を低減するための非線形歪補償回路であって、入力端子より入力された高周波信号を2つに分配する初段分配器と、該初段分配器からの2つの出力信号に所定の信号処理をおこなう少なくとも2系列の第1、第2の信号処理系と、該第1及び第2の信号処理系から出力された信号を結合するための終端結合器とから構成され、上記第1の信号処理系が、出力端子の一方が無反射終端器に終端されている第1の分配器であって、上記初段分配器からの出力信号を2つの出力端子に分配するための第1の分配器と、該第1の分配器の他方の出力端子からの出力信号を減衰するための第1の可変減衰器と、該第1の可変減衰器の後段に接続されて線形領域で動作する第1の増幅器と、2つの入力端子の一方が無反射終端器で終端されている第1の結合器であって、他方の入力端子が上記第1の増幅器の後段に接続される第1の結合器と、上記第2の分配器と上記第1の結合器の間の任意の位置に縦続接続される第1の可変位相器とから構成され、上記第2の信号処理系が、上記初段分配器からの出力信号を2つの出力端子に分配するための第2の分配器と、該第2の分配器からの2つの出力信号に所定の信号処理をおこなう2系列の第3、第4の信号処理系と、該第3及び第4の信号処理系から出力された信号を結合するための第2の結合器とから構成され、上記第3の信号処理系が、上記第2の分配器の一方の出力端子後段に接続されて、飽和領域で動作し相互変調歪を含む信号を出力する第2の増幅器と、該第2の増幅器の後段に接続される第2の可変減衰器と、上記第2の分配器と上記第2の結合器の間の任意の位置に縦続接続される第2の可変位相器とから構成され、上記第4の信号処理系が、上記第2の分配器の他方の出力端子後段に接続される第3の可変減衰器と、上記第3の可変減衰器の後段に接続され、線形領域で動作する第3の増幅器と、上記第2の分配器と上記第2の結合器の間の任意の位置に縦続接続される第3の可変位相器とから構成され、上記第2、第3の可変位相器が上記第1の可変位相器と同一の回路構成であり、上記第2、第3の可変減衰器が上記第1の可変減衰器と同一の回路構成であり、上記第1の信号処理系と上記第2の信号処理系の2つ経路がいずれも同じ線路長となるように構成したことを特徴とする高周波増幅器の非線形歪補償回路。
IPC (2件):
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