特許
J-GLOBAL ID:200903041030105439
スリーブ注入工法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
三枝 英二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-069562
公開番号(公開出願番号):特開平5-009926
出願日: 1991年01月10日
公開日(公表日): 1993年01月19日
要約:
【要約】【目的】二重管とダブルパッカーを使用して薬液注入し地盤改良する、所謂スリーブ注入工法に於て、削孔から二重管建込みまでの湧き水及び土砂の流出防止対策を目的としている。【構成並びに効果】改良目的地盤内ヘのケーシング貫入時の止水は、口元シール部材と、該ケーシングに脱着可能に備えられた先端ビット噴口内の逆止弁とにより行ない、2重管建込み時に於ける削孔口元部の止水は上記シール部材の給,排口よりその内部に注入充填されたシールグラウトにより行ない、また建込まれた2重管とケーシング間の止水は、ケーシングに固設された状態でケーシングの引抜きにつれ2重管の外周面上を管軸方向に摺動する止水リングにより行なうことにより、削孔から2重管建込みまでの湧き水流出を防止できる。上記ケーシングの引抜きは、外部操作によって先端ビットを切り離した後に行われ先端ビットは埋殺しされる。
請求項(抜粋):
ケーシングを改良目的地盤内に、該地盤の口元部に取付けた口元シール部材を通じ地盤の所定深度まで貫入し、このケーシングの貫入は、該ケーシングの先端に遠隔操作で適宜切り離し可能に装着した先端ビットの削孔案内と、該先端ビットの先端に開口する逆止弁付噴口より噴出される削孔水の削孔案内とにより行ない、また貫入作業時に発生する被圧水を含む泥水は、ケーシングの外側を逆流させつつ上記口元シール部材に備え付けの給,排口より外部に排出し、次に上記給,排口よりのシールグラウトの圧入充填で削孔の口元部にシールを施した後に、上記ケーシング内にスリーブ注入用2重管のうちの外管をフリに挿入し且つこの挿入でケーシングと外管間に生ずる周隙を上記ケーシングの先端部の内周壁に装着したシール部材によりシールし、次に上記外管の先端に設けた注入口と、該注入口に接続された圧入管とを通じて、上記削孔内にシールグラウトを深部から浅部に向けて圧入充填しながら、上記ケーシングを、外部操作で切り離した先端ビーットを残したままで削孔内より引き抜き、次いで上記外管内より圧入管を抜脱した後に、該外管内にダブルパッカー付き内管を挿入し、以下常法通り、内外管を通じ薬液注入を行なうことを特徴とするスリーブ注入工法。
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